観劇オタク、上海遠征に行く
結構時間が経ったのですが、6月に初めての海外遠征(ヒロステ)そして初めての上海に行ってきました。分からないことが大量だったので備忘録的に残しておこうと思います。元々本来行く決め手になったのは上海ディズニーに行けるっていう点なのでそこが結構重視されています。
旅工程
1日目 浦東空港5:00着 上海ディズニー
2日目 田子坊観光 上海BB観劇
3日目 ヒロステ観劇
4日目 羽田5:00着
事前準備編
イモトのWi-Fiレンタル
2泊4日、4日間レンタルで7500円くらい。
フリーSIMとVPNを別で借りたら半額くらいになるらしいけど、キャリアスマホだし調べるのが面倒で金で解決しました。普段Wi-Fiなんて現地のFreeWi-Fiに頼ってるんだけど*1、SNSもGoogleもYahoo!も繋がらない国なので持っていくしか…。結果、現地のWi-Fiも電話番号が必要なものが多かったので持って行って良かったです。陸の孤島…。
換金
1元=16円くらい。現地で替えました。両替は手数料600円くらい取られます。キャッシングは検閲出たすぐ右手にあるATMで下ろせる!けど、もたもたしてるとクレカが吸い込まれるらしいので予めやり方は頭に入れるのをおススメ!日本語対応のATMだとすんなり下ろせます。電子マネー>現金>クレカみたいなレベルでクレカ使えなかったので、1000元くらい持ってました。
移動編
飛行機
peachで格安航空券を購入。往復29,000円/1人くらい。購入サイトのedreamsは評判あんまりよろしくないけど普通に乗れました。
往路 2:45発(羽田) 5:00着(浦東)
復路 1:10発(浦東) 5:05着(羽田)
…アドレナリンだけで乗り切る工程。
持込用手荷物は1つのみ7kgまで。預ける料金は7000円でした。帰りのみ払った。
peachは入国カードはCAさんが配ってくれる(らしい)(寝てたらくれない)(椅子のポケットに入れて欲しかった)。もらえなかったので大人しく空港で書きました。
地下鉄
基本的に地下鉄移動。運賃めっちゃ安い。券売機は並ぶし、お札がうまく入らないしで大変なので交通カード(PASMO的なやつ)あった方が絶対楽。4日間遊び倒したけど50元も入れてれば十分だった*2。が、しかし空港の駅の窓口では現金での購入ができないと言われ。他の駅に着く度作れないか聞いてまわりました…。結局街中の駅の窓口で作れたけども…電子マネー社会すぎる…。
入場で手荷物検査が毎回あるのが面倒。厳しい駅とそうでもない駅があるのでパスできそうなところはパスしてました。
始発と終電は聞いていたより長かった気がする。帰りも虹橋芸術中心で千秋楽終わるのが21時過ぎだったので、空港までタクシー覚悟してましたが、地下鉄で行けました!虹橋芸術中心がある婁山関路駅から空港は一本なのが助かったなー。無理でも広蘭路までは運行してたりするので、行けるとこまで行ってタクシーの方がいいんじゃないかなーと思います。ちなみにタクシーは交通カードのみだそうです。
上海ディズニー
パークチケットを買う(事前準備)
公式で買って9200円くらい(休日料金)。kkdayとか使った方が安かったみたいで、次回はそこで予約しようかなあ。当日券の販売はタイムロスなのと、販売自体なくなる可能性があるので事前予約おすすめ(あとクレカが使える)
公式アプリを入れる(事前準備)
絶対日本で入れて行った方がいい。
地図も待ち時間もファストパスもこれで取れます。日本のとできることはほぼ同じ。ないと結構困る。
入園
駅からちょっと歩くのでみんなと同じ方向に進むべし。
そもそも荷物チェック前でめちゃくちゃ混んでます。進んだら入場ゲートの右手に手荷物カウンターがある(80元/1個)。その手前にロッカーもあるけど、サイズ的に難しいのでカウンターに預けることに。預ける必要のない人はそのまま直進で入場ゲートへ。
引き換える時にパスポートが必要と言われ、どこで引き換えるのかと思ったら入場ゲートだった。そのまま進んでゲートでキャストのお姉さんにパスポート渡したら写真撮られてチケットもらいました。開園時間は8:30と書いてあったけど、すでに8時には開園しており、8:30にゲート通ったもののソアリンはタッチの差でファストパス終了…。ここから4時間並ぶことになるのでした。開園の1時間前には着いておきたいな…。
アトラクション
ソアリンで4時間待ってしまったのと、グリとショー、パレードも観たかったので、乗ったアトラクションはソアリン、トロン、カリブの海賊のみ。全部楽しかったし人気アトラクションですが、次はもうちょっと乗りたい…体力の限界でした笑
・ソアリン
4時間並んだ、上海ディズニーダントツ人気NO.1アトラクション。楽しいは楽しいんだけど、うーーーーーーん。4時間並ぶほどかなあって感じです。シーはどんな感じなのかなあ。世界中を気球で飛び回る、靴がサンダルだったので裸足で乗ったんですが気持ちよかったなー。下を見ると結構現実なので前見てた方がいいかもです。
・トロン
ソアリンがファストパス取れなかったため、トロンに使用。これはめちゃくちゃ楽しかった。実際バイクの形に跨って乗るので、普通に座るよりやや不安定。それで平坦な道を時速100kmまで加速するから、体調に自信のない人は諦めたくなるレベル。乗る直前に、並びながらこの加速を見るんですが、その時が1番乗るの辞めたかった(笑)。乗ったらそんなに怖くなく、レベルが上がったスペースマウンテンって感じでした。バイクの映像と実際に並走しているのも楽しい。叫びすぎて顎痛くなりましたけど、めちゃくちゃ楽しかったです。東京にも来て欲しい。
今回全然乗り物乗ってないのに、感動して2回乗りました(笑)大体20分待ち。よくメンテ中で休止してます。
前半は東京と全く一緒。こんなに一緒なのかと思うくらい一緒。そのまま海に突っ込むってところまでは知ってたんですが、その後が凄かった。ただ船で一周するだけのアトラクションで、ここまでのハラハラを経験させられるのがすごい。わたしはPoCの世界で生き延びました()
あまりにもクオリティが違ったので、お願いだから東京もこうなって欲しいです。1年休んでいいので。
ミュージカル「美女と野獣」
ランド外のディズニータウンで上演しているミュージカル。去年まではLKで大人気だったみたいですが、BBはそうでもないので当日でもふらっと買えます。というか、ネットでは中国のクレカしか使えないようです。あと、上演時間も違った…なぜだ…。当日現地だと、字幕がないこと、現金支払いのみなことを説明され、そのまま席を選んで購入できます。ちなみに1番安い席(190元)で観たので民度は死んでました…。周りに誰もいない席に座るとストレスフリーになると思います!()
BBなので、話は訳がなくても無問題。四季とは違って笑いに走る傾向がある*3けど、歌やダンスは普通にめちゃくちゃレベルが高かった!あのジョッキのダンスもやってたし!ベル役の人可憐で声も良くて可愛かったな〜。ビーストも声は海宝くん、見た目は小野田龍ちゃんみたいだったので、若くてイメージ通りのビースト。セットも結構違うので見比べてみてください〜。
グリーティング
ミッキー20分、ニックとジュディが30分ってところでした。すぐ会える…そして特に縛りがないので写真撮ってもサインしてもおっけー。香港もだけど、この緩さが好きでグリーティングは欠かせないです。上海はズートピアが大人気なので、ニックとジュディに常に会えるのが嬉しいところ。グリ場所のハッピーサークルはラフィキやティモンにもランダムに会えるらしいですが、私が行った日にはニックとジュディがずっと交互でした。
上海ディズニーこぼれ話
ご飯は1500円〜って感じでそこそこ高い。味もそこそこ。紙ストロー導入されてました。ショッピングは大体カード使える!嬉しい!トイレはトイレットペーパーあります!流せる!嬉しい!
香港より大分人が多い。東京とあんまり変わらないかも。香港はほぼ英語通じましたが、上海はディズニーもだいぶ無理でした。
ムーランを大事にしてるところは香港と同じく推せるポイントですが、ズートピアもグッズがたくさんあって嬉しかった!東京の数倍あった…人気の差…。個人的激推しポイントでした。
観劇遠征編
大千秋楽チケット(事前準備)
そもそも妹の推しの田中尚輝くんを観に行くための今回の遠征。チケット代はB席で9700円くらい。S席は16,300円とまさかの帝劇越えだったのでチキりました…。高い…。当日引換で1階後列通路でした。客席降り有り作品だったので結構良席だった。
虹橋芸術中心
上海の2.5といえばここらしい。婁山関路駅4番出口1分。なので駅の階段上がったらデパート向かいすぐ左に見える。映画館併設でめちゃくちゃ綺麗〜〜〜でもトイレにトイレットペーパーなかった〜新築も文化には勝てない…。1階のカフェの横のトイレはチケットなくても入れます。会場に日本語が溢れてて安心する。チケット引換えて、荷物預けて、持ち込む荷物チェックして入場。
椅子ふっかふかで後方だけどめっちゃ見やすい。良き劇場でした。時間潰せる場所もたくさんあるし、日本にあったらめちゃくちゃ得点高いのでは?
近隣の食事処
そもそもカフェが併設という利便性の高さ…!入ってないけどおしゃれカフェでした。
会場向かいにある駅の4番出口直結のデパートの地下にレストランがたくさんあったので、そこで小籠包を食しました。「小楊生煎」ってチェーン店でいたるところにあるらしいんだけど、安くて美味しかったー。接客も丁寧だし。上海で食べたもので1番美味しかったかもしれないです笑
ヒロステ in 上海
日本とは全然違うリアクションに驚きました…。つっても日本で観てないんですけど。そもそもの観劇姿勢といいますか、文化が違う。BBの時も思ったけど、物凄くリアクションが大きい。フェス…フェスなのかな…?ってレベルで叫びまくる観客たち。ヒロステも楽しかったけど、お客さんの熱に煽られた部分もかなりあるな〜。前日のBBで鍛えられていたので、観劇マナーについては予想していたよりかなり良くて感動しました。私語も思ったより少なかった。その代わり人気キャラ出てきたら歓声がすごいけど。まるで本当に応援しているかのような気分になって、新たな観劇体験でした。これが文化の違いなんだなあ。どっちが悪いとかではないと思う。だってマナーは思ったより全然良い*4し。激しめの応援上映…応援上演…?もちろん好き嫌いはあると思いますが、彼女たちがいないと2.5は浅草オペラの顛末を辿ることになると思うので、どうやって共存していくのか、その未来にワクワクしました。
その他観光編
田子坊
尚輝くんが言ってたっぽい&上海勤務だった同僚がオススメのお茶屋さんがあるということで唯一行くことをちゃんと計画して観光した場所です。ごみごみした若者街。怪しい店も高級店もごった返している中国感溢れる街です。
・清心福全
なおきくんが行ってた(と思われる)タピオカ屋さん。台湾出身で日本語話せるお兄さんから「『珍珠』って書いてあるドリンクじゃないとタピオカ入ってないよ」って教えてもらわなかったらきっとタピオカを入れられなかった。砂糖や氷の量もオススメ教えてくれたお兄さんありがとう。ヨーグルト味美味しかったなー。タピオカ基本15〜20元なのでもっと飲みたかったです。
・延楽茶集
田子坊で飲める世界一美味しいジャスミン茶。場所は分かりにくいけど、日本語ペラペラの爽やかお兄さんが解説しながら丁寧に入れてくれたお茶を試飲できます。ジャスミン茶って今摘んできましたみたいなお花の香りがするんだね。値段はちょい高めだけど、癒しの時間でした。カード使えるから安心して買いました。ぜひぜひ。
外灘
せっかくだから1番有名な夜景を見とこうという話になり。南京東路からもかなり歩いた…。しかも往路復路で分かれて交通規制されてるレベルで人が…多い…。東京の花火大会かなって思うレベル…。夜景はさすがに綺麗です。香港といい上海といい夜景にかける意気込みがすごい。
ご飯食べる場所なんて探せなかった。
宿泊編
劇場にも近くて、ディズニーにもアクセスの良いところと考えて、中山公園近くのペンタホテルにしました。
安値で探せばもっとあるんだけど、とにかくフロントで英語が通じてほしくて、評価の高いところで、となるとここしかなかったです。といってもかなり安く2泊で7000円/1人でした。グレードアップしてくれて、広くてめちゃくちゃ眺めの良い部屋に。
フロントの方みんな感じ良いし、アメリカ系のお客さんが多くて、多国籍な感じが楽しいし、また泊まりたいなー。
中山公園は日本人街なので、ニトリやらGUやらの日本の店が多かったです。駅直結の巨大スーパーでほとんどのお土産を買いました。ご当地プリッツも空港より安上がり。
おわり
現金クレカ使えない&言葉通じない&ネット通じないの不便極まりない場所でしたが、なんだかんだ楽しく過ごしました。香港とか韓国のようにふらっと気軽に行くにはハードルが高い国ですが、また行くときに同じ轍を踏まないように備忘で残しておこう…。皆さんもステキな遠征ライフを!次は台湾がいいな!←
舞台「乱歩奇譚 Game of Laplace ~怪人二十面相~」
例えば誰か1人の命と引き換えに世界を救えるとして、僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ
舞台を観ている間、Mr.Childrenの「HERO」が頭から離れなかったです。ナミコシは果たしてHEROなのでしょうか
原作ミリしら、乱歩への知識もミリしら*1な私ですが、今回第三弾完結編の第6弾キャストで松田の岳ちゃんが出演が決まったので前楽、千秋楽にマチソワしました。
ついていける自信はミリもなかったけど、意外とついていけた!面白かった。
初見は学がないので登場人物の話している内容がちんぷんかんぷんだったんだけど、2回目では理解しておくべきところと分からないままでいいところが大体はっきりしたのですんなり入り込めた感じがします。
個人的に混乱の元凶なのがナミコシという存在。みんなの話題の中心であるにも関わらず、生きているのか死んでいるのか最後まではっきりしなかったのが、個人的に観ている間クエスチョンマークが取れなかった。
概念のような存在で、実体としては死んでいると捉えた方が私はすっきり観れました*2。
この話の根底にあるものは愛で、誰かへの想いで全ての事象が起きているんだけど、それがあまりに大きな事象すぎて(世界を変える的な)突飛な印象を受けてしまうんだと思う。
それこそがバタフライエフェクトなんだよってことなのかもしれないですけど*3。
どこの事件が誰のきっかけで起きてるのかもっと分かりやすくしてくれたら分かったかなあ…。脳外科医の先生とかどうして宗教団体全員で狙った…?誰かの何かの縁故…?
カラマリ*4の時もそうだったんですが、私はひと単語分からないとそれが引っ掛かってしまって先に進めないようで、話してる途中から理解が追いつかなくなるんですよねー。勉強が出来ない人あるある。
なので物語は理解してるかって言われたらあんまり分かってないです!数学で性格見えないし!暗黒星ってなんだろって感じだし!サマーウォーズと同じように考えたらいいですか?ってそこからもう着いて行けてないのかよっていう。
面白いと感じたのはキャラクターの働きが大きいかもしれない。2回しか観てないのにすごく愛着が沸いたんですよねー。
アケチはTHE主人公って感じで、天才なんだけど悩んだり迷ったり等身大の17歳なところがいい。
コバヤシ少年は個人的に考えのロジカルさが好きで、色んな事象についての話が聞きたくなる!感情より論理優先なんだなあ。ラストももうちょっとロジカルに納得して欲しかったけど。
ハシバは最後の熱さが素晴らしい。日替わりの頭の回転の速さに何回も笑いました。
ナミコシはずっと花沢類にしか見えなかったんだけど、そんな人私しかいないのかな…。人類を大きく分類したら間違いなく一緒だと思う。あんまり人のこと考えてないところとか。掴みどころないのに魅力的なところとか。山﨑くんはこういう役どころ似合いますね。
カガミはなんでこうなったカガミ〜〜と思わざるを得ない…。円形だからトキコの死体が2階に釣り下がってるの、楽で知って悲鳴上げるかと思った。
そのカガミを止めようとするナカムラさんがかっこよすぎて痺れる…。2人が飲みに行く場面で泣いてしまう…。3枚目と見せかけた最強の2枚目…。
影男さんもかっこよかった…こちらも3枚目と見せかけた2枚目…色んな危機を影で救ってるじゃん…しゅんりーの面白さも遺憾無く発揮されていて、爆笑した
ミナミちゃんは最初全く言葉が頭に入って来なかったんだけど…なんだろ…勢いで笑い倒された感…
ヤマネさんはもうめちゃくちゃ気持ち悪くてさすがヤバめの宗教団体のトップだった…ハシバくんのこと若干お気に入りぽかったところがマックス気持ち悪かったです(最高)
タマムラさんは感情移入しやすかった。こういう団体って必要悪だと思ってないと動けない人って必ずいると思うから、1番強力にマインドコントロールされてたんだろうなあ
コモダは1番読めなかった…なんだかんだ最後まで生き残るのはこういう人なんだろうなあ…。それでも、ハナサキのことは最後まで大切だったのだと私は思いたいな…
ハナサキは!ハナサキは…!がくちゃんにこの役を与えていただきありがとうございました!最高に色気だだもれ17歳だったので基本的に1回目の教団の話がほとんど頭に入ってこなかったのはハナサキの!せい!前楽はナミコシやアケチへの恨みや負け惜しみがすごくてめちゃくちゃ小物感あったんだけど、楽は大正解でした…。負け惜しみの中に滲み出る寂しさとか疎外感をすごく感じた…。結局彼はナミコシに会いたくて会いたくて仕方なかった可哀想な高校生なんですよね。ただ会って謝りたかった。コモダはそんな自分をまるっと受け止めてくれる初めての大人だったのかなあと思います。それがブロマンスなのかラブなのかは分からないですけど。ジャイアン味の中に弱さが見え隠れするのが最高でした。影男さんとの場面楽しかったなー。
3作目という集大成の作品で、各キャストのキャラクターへの理解の深さをしみじみ感じました。これも2.5の醍醐味だなあ…。
某放火事件とか某轢き逃げ事故とか、痛ましい上に加害者への罰が甘すぎるのではないかというモヤモヤを抱えている今に、あまりにもタイムリーな話でした。その気持ちに私たちはどう向き合えばいいのか、その答えは明示されなかったけれど、個人の意思で私刑することだけは間違っている、HEROになる方法は他にきっとあるはず…そんな思いで観ていました。
観劇オタクの涙袋生成大作戦
これは、1人のオタクが推しに触発され涙袋を生み出すまでの記録である。
常日頃から人間になりたいな〜写真に写ってもそれなりにやばくない人になりたいな〜と祈って生活している私が、涙袋の魅力に気づいたのは約1年前のこと。
涙袋への憧れはあったものの、そもそも目の下に一切膨らみがないので、影を描いても皺にしか見えず、涙袋がなんぼのもんじゃい、と流行りに乗っからずに過ごしていました…
推しの顔を改めて眺めるまでは
きっかけになったのはこの推しのツイート
昨日のラヴ・レターズより、妃海さんと。改めてありがとうございました。
— 矢崎広 (@hiroshi_yazaki) June 14, 2018
28周年ラヴ・レターズは本日、風間さん、咲妃さんペアで千秋楽です。ぜひ。 pic.twitter.com/uv4Lk1GDKn
ラヴ・レターズは推しであるひろしくんも妃海風ちゃんもめちゃくちゃ素敵で、このお写真もなんて可愛い2人なんだろうとゴロゴロ悶絶しながら見てました。
可愛い…こんな顔になりたい…なんで2人ともこんなにきゅるんとしてるんだろう…!
は…!
そこで私はある法則に気づいたのです。
2人とも涙袋がぷっくりしている!!!
テレビを観ても、涙袋のない芸能人の方が少ないじゃないですか!
…もしかして涙袋のない美人はいても、涙袋のあるブスはいないんじゃないか…?(極論)
これは妖怪から人間に近づくチャンス!私は元々ゼロの状態から涙袋を生成することにしたのです。
そもそも涙袋とは?
涙袋について調べると、眼輪筋という目の周りの筋肉によって生み出されるものだとわかりました。眼輪筋が鍛えられることによって、生まれつき涙袋がない人も生成可能とのこと!希望の兆し!やった!ヒアルロン酸入れるしかないと思ってた!
ちなみにわたしが自分にある涙袋のカケラだと思っていたものは目袋でした。おじいちゃんによく見受けられる、目の下にあるふくらんだたるみです。皮膚のたるみや筋肉の衰えが原因で眼窩脂肪が目の下まで降りちゃったものらしい。結局未だに目袋とはグッバイできずに、涙袋と共存しています。少し薄くなった気はする…。目の下ぼこぼこ!
涙袋の作り方
トレーニングしてみる
生まれつきないものを頑張って作り出しているので、最終的にはメイクで誤魔化すんですが、そもそも目の下が真っ平らだとメイクすらできない。影が描けない。
ということでまずは筋トレすることにしました。
「涙袋 作り方」でググってもらうと沢山出てくる眼輪筋トレーニングと呼ばれる筋トレ。目の周りの筋肉を部分的に鍛えることにより涙袋を作っていきます。
(図解)
色々種類はあるんですが、1番よくやったのがこのトレーニング。絵が下手すぎてやばいのと手がおかしいのは気にしないでください*1
- 目頭と目尻を指で押さえる
- 目を極限まで見開き、上を向く
- 上瞼はキープしたまま下瞼だけを持ち上げて目を閉じようとする
- そのままキープして30秒。下まぶたがプルプルしてきたら成功
これを2週間、寝る前とかトイレで気が向いたらやってました*2。かなり不真面目にやってましたが、3日くらいで目がぱっちりしてきて、2週間経つ頃には目の下に影が!!個人差があると思いますが、小さな筋肉だからなのか効果が出るのが早かったです。毎日涙袋の成長を見守るのが楽しかった。
正直これが1番効果ありました。
スキンケアをする
涙袋を作れるスキンケアってないのかな…と探していたところ、大好きなiHerbに涙袋が作れるというアイクリームを発見しました。
目の周りにハリが出る、シワが消える、といったところが主な効果のようですが、「涙袋が出来る」といった効果も期待できるようです。
使用感としてはちょっとピリピリして熱くなる感じ。そのまま放っておいても特に肌荒れはしませんが、一度寝不足の時に塗ったら涙袋がナメクジのようにしっかりできてました。こわ!それからしばらくはお休みしてたけど、今は特に塗ったからめちゃくちゃ涙袋できる、という訳でもないです。むくみは取れる感じがします。
効果は日によって違ったな、という体感なので使う人によってかなり個人差がありそう。年齢的にアイクリームはそろそろ手を出さなければならないので、手頃でメリットがあるこれを使い続けていますが、高級アイクリームを常用している方とかなら物足りないかもしれません。あとコスパ良すぎて全然なくならない。使い切らないまま失くしたので現在2本目突入中です。
もしも私の紹介コード使ってもいいよって方がいたら以下のリンクからご購入いただくか、
(紹介コード:IVA2104)をご入力ください。
私のじゃなくても、どなたかの割引コードを使った方が安く済むので、買うなら適当に誰かのコードを使うことをおすすめします!アイハーブマルチジャナイヨ!アヤシクナイ!ホカニオススメタクサンアルノデマヨッタラコメントクダサイ!
筋トレとアイクリームで涙袋を作り始めて1ヶ月経過した時のビフォーアフターがあるのでご参考までに載せておきます。さすがにすっぴん載せられる顔ではないので、同じアプリ同じ加工で撮ったすっぴん写真になります。
全体的に下まぶたが下がって、目の幅も広くなり涙袋が出来ているのが分かりますでしょうか(わーい🙌)
面長巨顔なので涙袋によって面長感が若干薄まったのが嬉しい。ここまで出来たらメイクで影を書けるようになります*3!
メイクで作る
KATEのダブルラインフェイカーとかキャンメイクのシルキースムースアイクレヨンも持ってるんですが、みんな紹介しているので面白くないのと、ずぼらofズボラなので、他のメイクやりつつできる以下の2つを愛用しているので紹介します。
影部分・・・太芯アイブロウ(セザンヌ・540円)
安いし描きやすいし最高のアイブロウ過ぎて浮気できない。これで眉を描いた後にそのまま涙袋の影を描きます。ぼかさなくてもそのまま影になるのが素晴らしいところ!眉がそんなに濃くないなら1番薄い01がオススメです。私は01だったり02だったりを交互に買ってる。
立体部分・・・セントフォルムアイズ(ルナソル・5000円)
アイシャドウはずっとルナソルを使っていて、 今は「Chocolate Cosmos」を使ってます。粉が柔らかすぎるから、多分次はシアーに変えるか違う種類ものにすると思うんですが、なんだかんだ使い勝手が良すぎるのでルナソルを使い続けると思います。1番薄い色をアイホール全体に塗る時に、ついでに下瞼にも塗る。ラメ飛びしにくいし、発色がいいので涙袋に立体感が出ます。アイシャドウ塗る時についでに塗れるのが楽。本当は下瞼に色をつけた方が面長をごまかせるんですが、涙袋の存在感を出す方に注力しちゃう。
だいたいこの2品で他のメイクをするついでに涙袋を作って仕上げています。
おわりに
このようにして、涙袋のあるブスが爆誕したわけですが、ほとんど周りの人には気づかれません。元々あるのかと思ってたって言われる!いや、先月までなかったよ!!完全に自己満の世界です。個人的には面長が少し誤魔化せて良かったな〜。二重の方が出来やすいとか色々あるみたいですが、1人のオタクが頑張った記録として読んでいただけると嬉しいです。
ありがとうひろしくん!ひろしくんの涙袋になりたいなあ〜〜
おわり
ブログのネタ募集してます。何かあれば〜
観劇オタクの都内劇場比較vol.2(新宿〜池袋〜後楽園上野近辺)
前回の記事が9000字を超えてきたので、2つに分けることにしました。
前記事
前回渋谷までは記載したので*1、本記事では新宿から書いていきたいと思います。
- 紀伊国屋ホール
- スペースZERO
- シアターサンモール
- 新宿FACE
- シアターモリエール
- 新国立劇場中劇場
- 東京芸術劇場
- サンシャイン劇場
- あうるすぽっと
- TOKYO DOME CITY HALL
- 明治座
- シアター1010
紀伊国屋ホール
ストプレの聖地、紀伊国屋ホール。紀伊国屋書店の4階だから階段で上がるのはつらいけど、エレベーターは来ない。エスカレーターもあるんですが結構入り組んでます。なんだかんだ地下から入ってエレベーター乗ることが多いかな。中はロビー広いし飲み物買えるので、早めに来てダラダラしてます。トイレは数が少ないのですが、使う人も少ないのでそんなに混んでる印象はないかも。どちらかというと座布団争奪戦です。なくても見えるけど、あった方が視界が広いし、椅子がふわふわになるからGETできたらラッキー。壁の装飾が素敵で、歴史もあって、おじさんがたくさんいて、雰囲気が好きです。開演前は地下のファッキンかカレー屋さんにいることが多いです。時間潰すところ沢山あるのがいい。
スペースZERO
変形舞台ばっかり行ってて標準の時の仕様がわからない劇場。全然参考にならない…笑
見え方もその時の仕様で変わってたりするけど、そんなに見えない印象ではないです。南口から結構歩かないと行けないので、途中にあるサイゼにいることが多いです。あとヴェローチェ。
シアターサンモール
新宿からも歩けるけど御苑からの方が近いので、つい御苑まで乗ってることが多いです。帰りは感想をあーだこーだ言いながら帰ってる。ここは前方フラットで5列目くらい?のフラットの席だと舞台の高さがないからか少し被ります。通路側だと見やすい。後ろは観やすいです。遠いけど。ここは満席になるとどんどん補助席追加するので、消防法大丈夫か???って不安になることもあるんですけど、中通路に席出されるより見え方はマシなのでまあいいや。トイレも並ぶんですけど、周りのコンビニで済ませるかの二択になってくるので、早めに行って並んでます。地下なので降りたら全く電波なくなるのと、なによりお化けの噂が怖い。建物的に本当に出そうで怖いので、夜は大通りにさっさと出てます。
新宿FACE
ライブも多いですが、たまに朗読劇やったりする劇場?いやライブハウスです。フラットに普通のパイプ椅子が並んでて、結構後ろからしか段差がないので、フラットで後方だと観にくいです。大体ワンドリンク制なのでトイレ行きたくなる。ここもお化けいる気がする。空気が淀んでて、人が前の方で椅子ごと倒れたときはびびりました。エレベーターで7階まで上がるんですが、待つところはないので早く着いたら歌舞伎町をうろうろするしかないです。お茶するところはないので、クリスピークリームドーナツに甘んじてる。普通にチェーンの喫茶店がほしい…。
シアターモリエール
わたしにとっては「りさ子の劇場」
分かりにくい入口ですが、狭い階段を埋め尽くすように花が置いてある。階段を上がって狭い廊下の横から入ります。トイレ並ぶのも一苦労なので、ギリギリ入場してました。前は見づらいと聞くけどいつも後ろなので段差があって見やすかったです。暗い劇場ですが、りさ子には似合う空気感でした。新宿三丁目付近なので、ご飯食べる場所はめちゃくちゃあります。
新国立劇場中劇場
オペラパレスも小劇場も行くんですが、多分中劇場に行ってることが一番多い。国立なんだしもうちょっと高級感あってほしい。豪華な区民館って感じ。でもオペラシティのクリスマスツリーは好き。中劇場観やすいんだけど、座席間がめっちゃ狭い。特に二階!立たないと通れないレベル。椅子もかたいなー。そんなに好きな劇場じゃないですが、雰囲気は落ち着くので空いてたら2階の渡り廊下の机で勉強したりお手紙書いたりしてる*2。新国の主催公演はC席が余裕で当日まで買える公演ならZ席狙うのも手です。お値段半額ですし。外はオペラシティ方面に飲食店があるので、ターリー屋か丸亀、大戸屋にいます。飲みは新宿まで出ないとなんにもないです。
東京芸術劇場
池袋駅地下通路2b出口直通の劇場。とは言うものの、池袋に詳しくないとまずこの2b出口がわからないと思うので、池袋駅のルミネ(旧メトロポリタンプラザ?)横のエスカレーターから上がる方が分かりやすかったりします。
地下はシアターイーストとシアターウエスト。何故かイーストばかり行ってる気がする。可動式劇場だからか簡易スタジオって感じです。トイレは会場外にもあるんですが誰でも入れるからか死ぬほど混んでる。空いてるの見たことない。中の方がまだマシです。でも会場外のロビーは椅子がたくさんあるので、結局待ち合わせたりご飯食べたり、ここで座って時間潰すことが多かったり。見え方は本当に作品によりますが、標準だと前方フラットなので、通路より後ろの方が見やすいかなあ。被るまではいかないです。椅子が簡易。なんだかんだアクセス良いのは好きです。プレイハウスは2階しか行ったことがないという偏り具合なので割愛。サイゼと鳥貴族、ランチはプロント横のパスタ屋に行ってます。
サンシャイン劇場
なんだかんだ年に数回行っててもう何年…?6年くらい…?月日の流れが恐ろしすぎて直視できないです。行くのがエレベーターになりがちなので、なかなか来なくていつも焦ってる。サンシャインの一番奥なので、最初は手前で乗って間違えて劇場に着けなかったりした。前方はフラットで通路後ろからがっつり段差です。前は少し被るけど、観にくいってほどではありません。ここはなにより2階が死ぬほど遠い。この劇場で2階観て演技してる役者います…?役者の目線がずっと下なので、空間を共有できないような、弾かれたような感覚になります…。あとそもそも階段めちゃくちゃ上がる。
劇場のトイレはすごく混んでるので、同じ階のエスカレーター上がって突き当たり左廊下奥、イベントスペース裏のトイレに行ってます。なかなか穴場。サンシャインなので開演前はご飯に困らない*3♪けど、終わった後は閉館したサンシャインを抜けて池袋駅付近まで行ってます。今は慣れたけど、最初はがっつり閉館してるので焦って通り抜けてたなあ。別に誰からも急かされないので今はふつうに帰ってます。オタクになってコンスタントに通ってる長さが1番の劇場なので、思い入れがあります。
あうるすぽっと
東池袋駅直結なので、お金にちょっと余裕があると東池袋まで行っちゃう。それはサンシャインもそうだけど。エレベーターが来ないこと以外は大好きな劇場です!階段で上がると2階なのに4階相当の高さを上がります!きっつ!ダイエットにはイイネ!早めに行ってエレベーターで上がるのが正解。ロビーが広くて開放的。ただバーコーナーはいつも混んでてあんまり座れないです。それでもこのキャパで待つところある劇場ってあんまりないので有難い存在。トイレもめっちゃ並びますが、キャパの割に個数があるからか、そんなに困ったことはない気がする。ここも結構かなり行ってるので落ち着きます。段差あって見やすい。お芝居してる時の座席の振動込みで好きです。
TOKYO DOME CITY HALL
略してTDC。テニスを通っていないオタクなので、他の方よりはかなり知識少なめです。とにかく広い。アリーナ後方にしか入ったことなくて、あとは全部バルコニーなんですが、めちゃくちゃ遠くないですか!?そして椅子が硬い割に長時間の公演に当たることが多い。スポーツものを見る事が多いし、ロビーも観戦みたいな雰囲気があるので、隣の東京ドームも相まってもはやスポーツ観戦。会場は3バル2バル1バルとどんどん地下に潜ります*4。すっごく人気でもできたらTDCは入りたくないな〜。アイアのが熱量伝わってくる分好きだった。そんな劇場です。ご飯はしょっちゅうムーミンカフェに行っちゃう。推しがロケしてたので*5。
明治座
場所的には前回の記事で書くべきでしたね。私を観劇沼に突き落とした劇場、明治座。今年も後半通うことになりそうです*6。明治座には思い出がたくさん詰まってる大好きな劇場なのですが、フラットな目線で観ると色々と欠点はあります。とりあえず2階3階の右左2列は半分見えない。3階はさらに音響もひどすぎて台詞聞き取るのが困難。花道が見える分、まだ右の方がいいかな。正面とは天と地の差があるので、正直同じ値段で売らないでほしい。1階席だと角度つくくらいで、舞台自体は見えるんだけどなあ…。あまりに席ガチャなので、1階席か2階正面が来るようにS席ばっかり買ってます。正面に座ったらとても観やすい。座席の高さはあまりなさそうなのに不思議です。端っこは見切れるけどまあ許容範囲。明治座の良いところは、出店がたくさんあるところ!劇場自体が楽しくてわくわくする。開演前や休憩中に試食しながらお店を回るのが好きです。あとご飯が基本的にめちゃくちゃ美味しい。お弁当は歌舞伎座より絶対明治座です!しゃけがふかふか!余談ですが明治座チェーンの肉の切り方も良いお値段だけど、なかなか美味しいのでるひまクラスタは行ってみてください*7。あと、アイス最中も美味しいので、休憩中にいつも食べてます。今年も明治座の年越し、楽しみだなあ。主演クラスだと幟が出るので、それも楽しみの1つです。マチソワ間はどこも混んでるのでシディークというカレー*8か、サイゼに並んでます。夜はるひま好きなら浜町亭一択。安くて美味しいよ!
シアター1010
0101(マルイ)にあって1010(北千住)にあるから1010。捻り方がすごい。北千住からそのまま高架橋を渡ったマルイの10〜11階にあります。めっちゃ上。エスカレーターで行くならエレベーター待った方がましです。私はなんかいつも迷ってる気がするので、方向音痴の自覚がある人は早め早めの行動を心がけてほしい。会場前のロビーは広いんですが、ギャラリー併設してるのでたむろすると怒られます。でも会場内のロビーは狭くて、この人数分の居場所がない。共有部を使わざるを得ないのに、いると怒られる現象を関東近郊の劇場はなんとかした方がいいと思う。毎回7000〜10000円のお金を払って、早め早めの行動をして、突っ立ってたら怒られて所在ない思いをするという…ドMなんだなって思います観劇オタク。1010の席はとっても見やすい!椅子は硬いけど。1階はもちろん2階最前も快適な劇場ってあんまりないので嬉しいです。個人的にはアクセス悪いけど観やすくて好きな劇場。マチソワ間は大体1階のフードコートにいます。ただ土日は激混み。ドトールの方が空いてる印象です。
書き終わったーーー!わたしの持っている劇場への所感は大体書き終えました!行ったことある劇場は他にもたくさんあるんですが、何回も行ってるところじゃないと、なかなか書けないものですね。全体的にご飯が貧相すぎて自分で引きました。鳥貴族とカレーに生かされてるな…。またちょこちょこ追記していくと思いますが、他にも書きたい小噺があるので、推し事本格始動までの間もうしばらくお付き合いください。
観劇オタクの都内劇場比較vol.1(日比谷〜六本木〜渋谷近辺)
しばらく推しが舞台がないので、はてなブロガーが書いている記事を我も書いてみむとするなり。
というわけで超個人的な好みになりますが、都内の劇場についてつらつらと書いていこうと思います!が、めちゃくちゃ長くなったので分けます!本記事では、日比谷から外回りに六本木渋谷辺りまでざっくり行ったことのある*1劇場について所感を書きたいと思います。
元々他のブロガーさんの記事をとても楽しく読んでいて、同じ劇場のことを書いているはずなのに、重きを置くところとか、席とか、観た作品の印象とか、更には想い出でかなり評価が分かれるのが面白いなあと思っています。
私が重視しているのは主に以下の5点です。
①視界の広さ
とにもかくにも舞台が見えることが一番だと思っています。
②お手洗いの個数
数が多い、並ばないことが大事
③係員の対応
4年間レセとしてバイトしてたので無駄に厳しく見てしまう…。金銭授受がないのになぜ給料をもらえるのか、考えて仕事しないといけない職業だと思います。
④座席間の広さ
早く来たのに立たされたり、ギリギリで急いでいるのに幅跳びさせられる劇場って謎にストレスですよね
⑤周辺で時間を潰せるスポット
手紙書いたり待ち合わせしたり、とにかくオタクは基本的に忙しい生き物なので、空き時間に入れる店があるとありがたいです。電源があって空いててほしい。
椅子の硬さとかアクセスは(そんなに)気にしないタイプだと思います。それを踏まえてどうぞ!
- 帝国劇場
- シアタークリエ
- 日生劇場
- 東京宝塚劇場
- オルタナティブシアター
- ヒューリックホール東京
- 東京国際フォーラム ホールC
- よみうり大手町ホール
- 天王洲銀河劇場
- IHIステージアラウンド東京
- 四季劇場
- 品川ステラボール
- 代官山シアター
- EX theater ROPPONGI
- 六本木トリコロールシアター
- 六本木ブルーシアター(閉館)
- 赤坂ACTシアター
- 赤坂REDシアター
- 日本青年館
- 東急シアターオーブ
- シアターコクーン
- CBGKシブゲキ!
- パルコ劇場(改装前)
- AiiA2.5theater(閉館)
- 青山円形劇場(閉館)
- シアタートラム
- 本多劇場
帝国劇場
みんな大好き帝国劇場。わたしもいつか推しに立ってほしい劇場です。
しかし劇場として好きかと聞かれるとまあ、普通…
雰囲気は100点なんですが、1階席前方のセンターブロックがそれはもう被る。ステージが広いので全部見えないなんてことはないんですが、D列でも誰かしらは被って見えないのでセンターなら通路側か、サイドブロックが好きです。傾斜が緩いのかな…。来週のエリザで改装された帝劇に初めて行くので、どうなったか楽しみにしています*2。あ、2階席は見やすくて好きです。めちゃくちゃ遠いけど。サイドバルコニーは比較的近くて幽霊も好きみたい*3。まあ基本的には情弱貧民なのでB補助席にいるんですが。
シアタークリエ
大好き!!最高の劇場!!!日比谷界隈の劇場では恐らく最もよく行っています。舞台はどの席でも観やすいし、見切れない。そしてなにより係員さんのホスピタリティが神がかっています。クリエのレセの質の高さは同業者の中でも結構有名だったり*4。公演毎のコラボドリンクも楽しみだし、毎回クリエちゃんの看板や入口が作品の仕様になっているのも楽しみです。トイレは並ぶけど許容範囲内かな。どちらかというと携帯ががっつり圏外なことがつらい。ホール内だけ妨害電波にすることできないのかなー。日比谷なので時間潰しにも困らないけど結構どこも混んでます。なんだかんだドトールかレクサスカフェが定番。お友達とだとジョナかMUJIカフェで夜は八起ばっかり行ってます。楽しかった思い出も込みで一番好きな劇場かもしれません。
日生劇場
地味に観劇オタクになる前からちょこちょこ行っている劇場。なんか雰囲気が暗いんですが、基本的にはどの席でも観やすくて好きです。ロビーに座る場所が多いのも嬉しい。ここも2階バルコニーはかなり近く見える気がします。1階は比較的後ろに座っても表情が見えます。暗いこと以外は結構好きな劇場です。
東京宝塚劇場
ここも大好きです!どこに座っても(といっても1階後方か前方か2階席前方しか座ったことないですが)観やすいし、見てもらえる(?)
トイレの回転も早いし、コラボスイーツも楽しいし、そもそも宝塚の夢のようなキラキラした世界にいれることが最高です。物販もスイーツも意外とリーズナブルで財布の紐がゆるっゆるになるのが唯一の難点(?)
オルタナティブシアター
有楽町に最近できた劇場で、最初はインバウンド向けの作品をロングランしてましたが、最近は色々やってるみたいです。インバウンド専用劇場ってないので、面白い試みだと思ったんだけどなあ…採算取れないんですかね。よく若者向けの店にあるインスタフレームがあって、若干のパリピ感。劇場としては可もなく不可もなくといったところです。観やすいとは思いますが、端はちょっと見切れたかも。入口がエレベーターのみなんですが、ビルの真横から入るので毎回迷いそうになります。駅近ではあるので、自信ない方は余裕を持って到着がオススメ。
ヒューリックホール東京
オルタナティブシアターより後にできた、こちらもまだ新しい劇場。後ろにめちゃくちゃ長くて、900名だけど後方はかなり遠く感じます。でも席自体は段差がしっかりあって全体的に観やすい印象。ここの難点はトイレの少なさ。ほんっとにここの収容人数知ってる!?ってレベルなのでルミネでさっさと済ませて入ることをオススメします。あと係員の人がこわい*5。劇場フロアで待ち合わせしてると怒られるし、入口の写真撮ってても急かされます。共有部なんだよね…分かってるけどチケットないと劇場入れないから…。ルミネの1階や地下で待ち合わせを試みたんですが、会えた試しがないのでオススメの待ち合わせ場所があったら教えてほしいレベル。
東京国際フォーラム ホールC
広い。観やすいんですが、1階も後方だと本当に遠いし、2階席後方で観た時はS席の値段に泣きたくなります。めちゃくちゃエスカレーターで上に上がらないといけないから余計悲しいのかも。でも音は良い。トイレの構造は謎。2階以上はエレベーター奥のトイレにサッと並ぶとすんなり入れたりします。フォーラムの地下のプロントはお手紙書ける空いてる電源カフェなので基本的に早く着いたらそこにいます。
よみうり大手町ホール
もともとの音響がコンサート仕様だからだと思うんですが、めちゃくちゃ響きます。静かな作品を観ることが多い印象。観やすいし、雰囲気含めて結構好きなんですが、とにかく周りが土日休みで時間を潰せないのが困ったところです。早めに着いたらファミマのイートインか地下鉄のローソンで飲み物買って、その辺で飲んでる…。これが東京砂漠…。夜は東京か神田まで歩いて飲みに行ってます。
天王洲銀河劇場
天王洲アイル駅なんてこの劇場に行くこと以外で使ったことないんですが、あまりにもよく行くので乗りこなせるようになりました。このアクセスの悪さを利用して羽田に11:20に着く便で帰京し、12:00の公演に間に合ったことがあります。建物が洋風で綺麗で好きです。冬はクリスマスツリーが綺麗。都内の外れですが、建物内にセブンもあってドラッグストアもあって食事処もあるので、意外と困らないです。夜はチェーンの居酒屋一軒くらいしかないのでいつもそこですが。電源カフェは道路挟んで向かいにあるサンマルクがオススメです。
会場、1階はめちゃくちゃ見易いです。円になってるので端は見切れます。問題は3階1列目。視界に手すりが横切るので、完全に舞台の上半分か下半分が見えません。構造上少しでも前のめりになると後ろに迷惑がかかるため、2列目以降がオススメです。バルコニーは物凄く近い。2階3階のトイレは玄人向けなので、すぐに行けば大体並ばずに入れます。係員さんの顔を覚えるくらいよく行っているので、好きとか嫌いを超えてとにかく思い入れがある劇場です。バーコーナー復活してほしい。
IHIステージアラウンド東京
通称ステアラ。取り壊されると言われながらなんだかんだ残っている劇場。立地が遠すぎるのと周りに何もなくて見晴らしが良いので、逆にフェスみたいな気分になれる。キッチンカーも割高だけど外で食べるのが気持ちよくてつい食べちゃう。でも座席は最悪です。帝劇と同じで傾斜がゆるいのかな?センターブロック中央あたりは舞台まるっと半分見えなかったりします。その割に結構男性比率の高い演目が多い印象なので、本当に快適に観れるかは運。以前目の前にアフロの男性が来た時は絶望しました。多少見切れてもいいから前方か最後列付近以外はサイドブロックが良いです。金額が高い割に席ガチャが激しいので大好きというわけではないですが、それでもそれを上回る座席回転の楽しさ。転換の楽しさとプロジェクションマッピングの見応えは唯一無二の存在だと思います。
四季劇場
改修中の春と秋。早く出来上がってほしいです。主に立ち見にいますが、めちゃくちゃ見易い。舞台の奥は見切れますが、3階なのに目の前にステージが広がっています。もたれかける手すりもふわふわだし、快適な立ち見ライフ。横幅が狭いので分散しないからか箱が小さく感じるし、後方にも感動がダイレクトに伝わる感じ。1階はもちろんどの席も見やすいし、オススメです。隣の自由劇場はとにかく建物が素敵。建物としては一番好きかもしれない。元々デパートの1階とか7階にある劇場より、劇場しかない建物が好きなんです。東京の地価では難しいんだとは思いますが。世界観も素敵で、恐らく採算度外視で子どもたちの夢を詰め込んだような劇場。惜しいのはこの辺りなんにもお店がないこと。駅の周りで時間を潰しています。
品川ステラボール
悪評高きステラボール。確かにこんなに横に広い劇場見たことないです。絶対人間の視界では全部入らないし、最前でも端っこは遥か遠くに見えます。座席はオールフラットですが、前の人が被って見えないのはスタンディングの時くらいだった印象です。座ってる間の視界はまあ許容範囲内だったかなと思うので、最近評判悪くてびっくりしてます。ツキステ。は舞台を高く組んでくれてたのかなあ…。ここの良いところはトイレ!全ての劇場が見習ってほしい…!手洗い場とパウダールームと待機列が全部独立して入り乱れないのがストレスフリーです。回転も速いし。トイレがストレスじゃないだけでこんなにも評価が上がる自分にもびっくりです。悪いところは舞台の幅と、あとめちゃくちゃ寒い。大体の席で冷房が直撃してます。でもトイレ近くなっても回転早いからオッケー!
代官山シアター
劇団ひまわりが所有する専用劇場。BSPにちょっと足を踏み入れると庭のように行くことになります。100人しか入らないのでめちゃくちゃ小さい。傾斜は緩いですが、見えないなら多分スタッフの方に言えばどうにかしてくれます。人が温かいので。今まで観た中では特に見難かったことはない。C列の上手がお気に入りです。最前はもはやVR体験。隣が事務所なので普通に差し入れが置いてあったり、地下で子役オーディションしてたり、芸能界と隣接している劇場だなと思います。その割にめちゃくちゃアットホームなのがさすが劇団ひまわり。夏は空き時間にバルコニーのベンチで17アイスを食べるのが好き。そんな劇場です。
EX theater ROPPONGI
出来たばかりの頃はよく行ってましたが、最近はあまり行く機会がないです。入口がすごい写真映えする。最初の頃だったからか、10分前に到着しても開演時間までに中に入れないことがありました。開演時間過ぎてるのにまだ並んでるっていう状況の焦りがすごい。そしてたまにそのまま始まったりする。最近はそんな話聞かないので改善されたのかな。そんなたどたどしいスタッフさん達でしたが、それ故にか楽公演後に手紙渡したら楽屋に推しがまだいるか確認して、走って推しまで直接届けに行ってくれたりしました。その節はご迷惑をおかけしました。感動しました。劇場自体は見やすいです。広い。2階もあるけど、2階まで埋まるような公演に行ってないです。
六本木トリコロールシアター
最近(2018年に)できたばっかりらしい。結構入ってみると古い感じがするんだけど、なんでだろう?1階が喫茶店*6でその横の階段を上がるとすぐ劇場です。トイレは喫茶店の横にあるのでもぎりを通過したら上がらずにそのまま階段横を突っ切るとある。全体的になんだかピアノの先生の家みたいな雰囲気です(伝われ)。座席は最前後ろのセンターだとなんにもみえないらしい。前方サイドは見切れるものの、なんとか見えました。後方はサイドブロックだと半分くらい見切れます。センターの5列目くらいからは段差があるのでめちゃくちゃ見易いです。
六本木ブルーシアター(閉館)
夏は蝉の声を聞きながら激坂を登り、冬は雨にも雪にも負けて凍えながら入場を待った、六本木とは思えない体験をした劇場。スタッフから不条理に怒られたり、座席間が狭過ぎて荷物を踏まないために幅跳びしなければならなかったりと酷いことたくさんありましたが、今となっては良い思い出です。ツイッターの中の人とバーコーナーのウィットに富んだ案内パネルが好きでした。
赤坂ACTシアター
赤坂駅の目の前。最初は赤坂BLITZといつも混乱してましたが駅の出口さえ間違えなければ目の前にある劇場がACTです。ロビーはガラス張りで綺麗なんだけど、狭くて居場所がない。あと、トイレの列が絶望的に長い。1幕終わりで暗転と共に走り出すお客さんも多く、余韻なんてあったもんじゃありません。結構すぐに並んでも1ベルに間に合わなかったりするから、隣の駅ビルの方がまだましかなと。ちょっと時間を気にしないと怖いので、私は休憩直後に腹を決めて向かいます。商業ビルなので数読めないし。座席は比較的どこも見易いけど、立ち見は2列目になったら地獄。前に背の高い人が来たら終わります。段差ください。2階もせり出し舞台だと手すりと被るので、ACTで舞台作る人は変形などせずに大人しく標準で舞台作って欲しいです。周りにはたくさん時間潰す場所があるので、そこはめちゃくちゃ快適。赤坂駅改札出てすぐのカフェかサイゼかタリーズが居場所です。電源カフェはタリーズかマックくらいなのが難点。
赤坂REDシアター
赤坂見附からすぐの赤坂の小劇場。地下なのでもちろん電波は死にます。待ち合わせは中では不可能なので外で。トイレ数少ないんですが、そもそもキャパも少ないのでそんなに困ったことはないです。でも確実に駅で行った方が賢い。中に入ったら居場所は自分の席にしかないので、ギリギリに入ることが多いかな。高さがあるので席は見易いけど前方はフラット。通路後ろの方が見易いかなと思います。ルノアールにたまにいますが、予算オーバーなのでもっと安価の電源カフェ募集してます。
日本青年館
改装前からよく行ってる思い入れ深い劇場。しかし、建物も場所も変わってしまったので、気持ちはリセットされました。座席はめちゃくちゃ観やすいし、座り心地も良いし快適なんですが、2階にまだ行ったことがないので、評判の悪さにびくびくしてます。結論としては、前の方が好きでした。ここの欠点は係員の人たちが全員新人か?ってくらいずっと叫んでて全然落ち着かないこと。10分前くらいから早く座席に着くよう促してくるんですけど、そもそもトイレの数が絶対的に少ないよね?そしてトイレの構造が最悪で、並んでるだけだと空いてるのかどうか確認できない仕様。ロビーには係員の声しか聞こえないくらい大勢配置しているのに、トイレには係員がいなくてお客さん同士で教えあってるんですよ。人員配置おかしすぎでしょ!当たりが強いスタッフの方が多くて行くのがストレスです…。そろそろ改善されるといいなあ…。ご飯は駅まで歩くしかないので外苑前まで行ってます。国立競技場の方にもあるとは思いますが、外苑前勤務だった時の馴染みがあるので。
東急シアターオーブ
渋谷ヒカリエの最上階にあり、渋谷駅直通で行ける劇場。11階エレベーター降りたところにあるローソンはいつも混んでるけど、つい寄っちゃう。劇場としてはめちゃくちゃ大きな箱なので、2階の通路より後ろだと舞台上の人の顔を認識することは出来ない。1階は意外にも13〜15列くらいがめちゃくちゃ見やすいです。前方7列がフラットなだけある。舞台が高さがあるので、前方でも首が疲れるくらいで被ることはないんじゃないかな。ちなみに1階後方も演者は豆サイズ。真面目なものも観たけど、どちらかというと盛り上がるものの方が向いてる劇場だと思う。2階3階に上がる構造が難しい。たまにセレブな気分を味わうために2階のバーでコラボドリンク飲んだりする。ここまででお分りだと思いますがコラボドリンク好きなんです。
シアターコクーン
東急Bunkamuraの1階。東急デパートから直通のため、ここもなんとなく高級感が漂っています。ミュージカルは狭くて聴きやすくて良い。ストプレはなんとなく難しい作品が多い印象。ここは立ち見があるんですが、殆ど見えないと思ってもらって大丈夫です。大体半分ちょっと見えないかな。そもそもコクーンシート*7が見えないのに、その後ろの立ち見が見えるわけないんだ…。一度も推しを見れずに終わった公演もありました。あと、妨害電波の入れ方が雑で入口まで行っても電波が入らないから、電波を探してロビーをみんながうろうろする様子は時代錯誤感ありましたが、最近行ったらちゃんとホール内だけになってました。成長してた。渋谷なのでご飯は選び放題です。大体近くの鳥貴族にいます。
CBGKシブゲキ!
ユニクロの上にあるマウントレーニアホールのお隣の劇場。ここも観やすい。椅子がふわふわで、このライトなネーミングの割にセミナー会場ぽい感じがする。トイレめっちゃ少ないのでいつもユニクロで行ってます。マウントレーニアの邪魔になるのでエレベーターホールでたむろすると注意されることが多く、中のロビーで待つところもないので、来てすぐ帰るのが鉄板になってる。下の階に手数料カフェでお馴染みイープラスのリビングルームカフェがあるけど高いからあんまり行ってないな〜〜。雰囲気は好き。さすが私たちの手数料!!渋谷ですが意外と駅までの道でお茶するところに困る…(貧民だから)。大体トムボーイでカレー食べてます。
パルコ劇場(改装前)
とうとうリニューアルオープンしますね!楽しみ。渋谷にある小劇場感満載だったパルコ劇場。授業とバイトが終わったら駆け込んで、喫煙室の横で販売している美味しくないホットドッグを黙々と食べながら勉強して開演を待っていました(ダメな大学生)。全体的に古びていて、ロビーには煙草の匂いが染みついていて、でも好きでした。めちゃくちゃ好きな作品を観た劇場だったからかもしれない。改装したらオシャレになるのかな〜。私の中にいる観劇おじさんも居心地がいいような劇場になってくれたらいいなと思います。
AiiA2.5theater(閉館)
伝説の嫌われ者アイアシアター。嫌われすぎててハードルを下げすぎたのか、逆にそんなに嫌いじゃなかったです。だってとにかく観やすかった。座席は観戦用シートだったし、トイレは仮設だし、設備はプレハブレベルにひどいけど観やすかった。後方でもめちゃくちゃ近く感じるのでありがたかった。トイレも不人気過ぎてそんなに混まないし。音漏れと虫は未体験のまま終わりました。もちろん劇場としてのクオリティが低いことには同意ですが、感情の話をすると、嫌な経験より舞台の楽しかった記憶の方が印象に残ってるから好きなんだと思います。というか、大して嫌な目にあってないんですよね。ラッキーでした。神戸にも一度行ってみたいです。
青山円形劇場(閉館)
閉館した劇場ばかり書いてますが、これだけ言わせて。
復活おめでとう…!!!!!小池百合子様様様〜〜!ありがとうございます!!
できれば青山劇場も円形劇場も前の形を維持した状態でリニューアルしてほしい…。特に円形劇場は東京では代わりのきかない稀有な存在だったので…。円形のため全員5列以内なのに300人以上収容できる。観る場所によって少しずつ得られる情報が違うから、どの席でも楽しいし何回も観たくなる。そんなに回数行ってたわけではないですが、また円形劇場で舞台が観たい。その希望が少しだけ見えて嬉しい今日この頃です。
シアタートラム
結局この劇場が大好きだから、要は私は好きな作品が多いと劇場も好きになるタイプってことなんですかね。三軒茶屋から歩いてすぐのひっそりとした隠れ家のような劇場。ここ、劇場だけの建物なんです。そんなわけで世田パブよりトラム派です。ここも段差が高くて頭の被りとは無縁です。トラムシートは座ったことないけどどんな感じなのかな。ほぼ立ち見だけど多少被りそう。小さな入口なのに入ると高い天井に包まれていて、廊下のライティングもあいまってシェルターのような近未来感が好き。建物自体は洋館ぽいところも好きです。トイレもまあ普通でそんなに混まないし。エントランスが広くて待つところもあるし、全体的にストレスフリーなんですよね。ただ、椅子が繋がってるので、開演前隣の人がめちゃくちゃ盛り上がって体揺らして笑ってて乗り物酔いみたいになったことはあります。でもそんな爆笑する公演なんて殆どやらないんじゃないですかね?トラムは。静かで、でも熱量の高い青い炎のような作品を、全員で目撃している、あの集中している感覚が好きです。
お店はたくさんあって困らないです。鳥貴族、鳥メロetcありますが、茶沢通りのタイ料理屋が味付けが最高なので1番好きです。
本多劇場
小劇場のメッカ本多劇場。開いてるのか閉まってるのか営業時間が分からない謎の商業施設を抜けて向かう入口が良い…!最近は外からしか入れないようですが。ロビーにはたくさんのおじさん、見やすい座席、なにも不満がない快適な劇場です。最後列でも見晴らし良くてめちゃくちゃ観やすかった。まあ遠さはありますが…。椅子もふわふわ。外にも楽しいお店がいっぱいあるし、そもそも下北沢という街が好きなので、時間あればずっとぐるぐるしてます。
以上、日比谷から渋谷近辺まで(グランドミュージカルから小劇場まで?)でした!
vol.2では新宿〜池袋〜後楽園、北千住あたりを書こうと思います!
ブログのネタ募集してます。何かあればいただけると嬉しいです。
GOZEN-純恋の剣-
ラスト15分、衝撃のクライマックスが待ち受けるー
GOZEN初日おめでとうございます。
試写会で観ていましたが、とうとう公開ということでネタバレしかない感想を書きたいと思います。初見が楽しいので観ていない人は絶対に絶対に読まないでください。
観終わった後もみんなでひたすらこの作品の話をしたんですが、久しぶりにこんなに観劇後に観た作品について話したかもしれない。好き嫌いあると思いますが、興味ある方はお友達と(これ結構大事)ぜひ!そして観終わったあと、なんでやねーんとざわつく心を鎮めるためにお茶でもお酒でも飲みに行くと、とてもいいと思います。
と、ある通り、映画と舞台で同じ世界の話を描く東映さんの試み第一弾です。
私は舞台で主演を務める矢崎さんのファンなので、他の方についてはふわっとしか知りません。
あらすじ(HPより)
まだ戦国の名残が残る、二代将軍・徳川秀忠の治世。
幕府の隠密・青山凛ノ介(犬飼貴丈)は、北陸の府月藩に潜入していた。
気性の激しい藩主・望月甲斐正(波岡一喜)が幕府への謀反を企てている疑惑があったのだ。
そして、その証拠となる書状が筆頭家老・神谷眞三郎(冨家規政)の元にあるという情報を掴んだ凛ノ介は、神谷が参列する祭りに出かける。そこで美しい娘・八重(優希美青)と出会う凛ノ介。
二人は瞬間的に惹かれ合うが、八重は他ならぬ神谷の娘であった。
さらに、隠密仲間の真咲一馬(久保田悠来)から、八重が不治の病で余命いくばくもないことを知らされる凛ノ介。
心を乱しながらも隠密としての使命を全うしようとするが、自分が隠密であることを八重に知られてしまう。
同じ頃、凛ノ介の正体を知った人物がもうひとりいた。八重との縁談が進んでいた府月藩士・寺脇甚八郎(武田航平)である。
偏執的かつ残忍な性格のこの侍は八重に邪な恋心を抱いており、凛ノ介を挑発。
ついに凛ノ介と甚八郎は、殿の前で武芸を競う「御前試合」に参加することになった。
だが、その御前試合とは隠密たちを炙り出して公開処刑するため、藩主・甲斐正が企んだ死の宴であった。
宿命を背負った剣士たちが集められていく。藩主と同じ姓を持つ謎の傾奇者・望月八弥斗(矢崎広)、二刀流の冷血漢・流狂四郎(元木聖也)、赤目の異形侍・結城蔵人(前山剛久)ら、あわせて8人。男たちの宿命が交差する中、八重への恋心を胸にした凛ノ介は何を選び、何を賭けるのか?
いやーーーあんなに映画館で「え、は?」って声が各所から聞こえたことはなかったわ。
全ての感想がラストに持っていかれるのですが、映画を見ずにネタバレを踏んでしまうあなたのために最初からちょっとずつ。
冒頭は徳川の世でこれから起きる事件みたいなものをひたすら立木ボイスで聞きます。めっちゃ特撮。いやこれ立木文彦さんじゃんさすが東映凄いなって思ってたら状況全く飲み込めないまま導入部始まってしまうので気をつけてください*1。
ここで説明が終わると青山くんのお話になります。同じ藩からスパイとしてやってきた2人(恋人同士?夫婦?)が殺されるのを間近で見てしまい、ちょっとトラウマな青山くん。彼らが残した貝の紋章をヒントを得て、居候先の赤松くんに誘われるがまま祭りに出かけます。赤松はいい奴。
この祭りで八重と出会うんだけど、めちゃくちゃ演歌のMVっぽい。アングル変えて何度も見れます。顔がいい。
八重は青山くんが潜り込みたかった神谷家の一人娘で、身体が弱くて、美香さん演じる*2継母にいじめられている。もう手の尽くしようがないので主治医の真咲先生から薬だと言われて阿片飲んでます。え、阿片…?真咲先生の鬼畜さが垣間見えます。
そして青山くんって、甚八郎さんと事あるごとに出会ってるんだけど、八重より柳の下で会ってるのではないかと思う。ロマンチックだね!甚八郎さんめっちゃクレイジーでとても良いです。武田航平くん、かっこいい役かチャラい感じの役しか観てなかったので、こういうクレイジーな役もとても似合うんだなあと思いました。髪の毛の匂い嗅ぐ系男子*3でした。
そういえば登場人物に八が付いている人が多いんだけど、何故…?八人で御前試合するから…?
それは置いといて、神谷家に潜入するため挑んだ御前試合予選大会。ここに推しが出てくると踏んでたのにまさかのシード権を獲得していました。まじかよ、強いなハ弥斗…。流狂四郎さんという名前からしてヤバめのお兄さんと、勝って大喜びの白川三太夫さん(≒お茶目な井俣太良さん)だけ出てました。赤松くんが順調に勝ち進めているのをドキドキして観てるから、毎回真咲先生が居なくなるのを確認できない…。次回こそ…。
そして隠密して大事な書類をゲットした後バッタリ出会った八重とすったもんだあり、青山くんは八重のことで頭がいっぱいに。隠密業務が疎かになっていきます。その後決勝まで進んだ赤松くん(いい奴)と慰労会をしていたら、あっさり赤松くんが甚八郎の手下に斬られてしまいます。え、赤松くんーーー!!!(涙)
そして、この辺りで気づき始める。あ、赤松くんはマキューシオだったのか…と。
青山くんはさくっとティボルト(櫻井くん)を斬って、翌朝乳母から八重の手紙を受け取ります*4。
八重はど変態幼馴染甚八郎*5と結婚させられそうになっており、自分を連れて逃げ出してほしいという。即向かう青山くん。この辺からもう自分が隠密だったことをどんどん忘れていく青山くん。
しかし柳の下には八重はおらず、いるのは甚八郎。八重を巡る争いの決着を御前試合でつけようと言う。御前試合までが思ったより長かった。
第1試合から順調に進んでいき、*6
いよいよ青山くんの出番!その前に!!推しの出番!!!
負けて運ばれていく郷田くん(井澤)を見つめる青山くん。「知り合いだったのですか?」と尋ねるハ弥斗。そして自分が実は甲斐正の甥っ子で高貴な生まれなことを話すハ弥斗。青山くんが好きな子を巡って争うことに気づいたハ弥斗*7は、自分は仇討ちで試合をするので、そんな青山くんが羨ましいという。お互いの健闘を祈り、別れる2人。推しが一番長く映る場面でしたありがとうございました!!
青山くんと甚八郎の試合。青山くんが負けたかと思われたが、一流剣・鎌風により見事甚八郎を斬り、大勝利。初めて鎌風を生で見られて興奮気味に鎌風の時間差攻撃について説明する甲斐正様*8。
無事甚八郎との戦いを終え、薬で眠らせ運び込んだ真咲先生のお宅に走っていく青山くん*9。
真咲先生が見つめる中、やっと会えた2人。そして、八重は黒幕(柳の下で会えなくした犯人)は真咲先生だと気づく。真咲先生、実は青山くんのことが好きだと吐露…え、え、え、ええええええええ!?!?!?
めちゃくちゃ仕事できるイケボでセクシーでかっこいいロレンス神父様ポジの真咲先生が???「好きな男を行かせるくらいならここで殺してやる(意訳)」的なことを言って襲いかかってきます。予想をはるかに超えた展開。映画館中で止まらないざわめき。それを普通に受けて立つ青山くん。うん、動揺とか全くせずにクールに受け止める、青山くんのそういうとこめちゃくちゃ素敵だと思う。そして始まるバトル。さっさと一流剣・鎌風をキメる青山くん。そのまま八重と転がった先で行われるキスシーン…*10。そして2人は家を後にして、見知らぬ土地へ旅立つのだった…。
可哀想な真咲先生と大事な神谷家の書類を残して旅立つ2人を見ながらのエンドロール。
そして物語は舞台へー
青山くんの知らぬところで開催される第四試合。甲斐正のお付きの小松原くん(松村龍之介くん)はなにやら第四試合に出場するハ弥斗に恨みがある模様。それぞれの思惑を抱えながら、御前試合はスタートする!
最後の場面でめっちゃくちゃかっこいい推しのドアップを観て終了でした。
鎧武では、ザックの次にメロン兄さんが好きな私。久保田さんやっぱイケボだわ〜〜と惚れ惚れしてた時にまさかの急展開で、頭が真っ白になりましたね。いや久しぶりにこんな体験したわ。楽しかった。
舞台版も俄然楽しみなGOZEN。ハムレットをベースにどんな物語が描かれるのか、また、映画版とどう絡み合うのか楽しみにしています!
*1:私は推しの登場時の内腿に気を取られてこの辺一切の記憶がありません
*2:初見ぜんっぜん気づかなかった…
*3:ノートル・ダムの鐘のフロロー筆頭
*4:3月にRJばっか観ていたので、私はこの辺りで「綺麗は汚い」が延々と流れています
*5:実はパリスだった
*6:ここで青山くんの同僚の郷田くん(井澤)が負けて死んでしまうんだけど、そもそも青山くんが大事な書類を郷田くんに預けていれば助かったのでは…。真咲先生、結局こんな書類いらなかった訳だし…。一番職務を忠実に全うしていた郷田くんなのに、青山くんの職務放棄により斬られてしまって悲しく思うのだった…
*7:青山くんは「大切な人のために」としか言ってないのに、恋だと断定できる察しの良いハ弥斗さん
*8:それにしてもいくらなんでも柳は斬られたこと気づいてなさすぎ
*9:八重の経緯についてはロミジュリをそのまま想像していただいければ多分大丈夫です
*10:なんかめっちゃ床でがっつりチューしてて、もう少し真咲先生と真咲先生に数分前まで惚れ惚れしてたのに失恋した私の気持ちを慮ってくれてもいいと思う
リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」
東京公演5/30と6/1に行きました。
カーヴァーの小説は詩のように美しく、奥行きがある。言葉は極めてシンプルで平易だが、読み進めるうちに行間から溢れるさみしさの深さや広さに読者はすっかり飲み込まれてしまう。こんなに簡単な言葉でこんなに複雑な心情を描けるものかと感動する。どうしようもない男と女の、どうしようもないすれ違いや破綻を描いたこれらの作品群は、人生に疲れたことのある聴き手の心にそっと寄り添うだろう。
最近年に1度は難しい朗読劇に出演することになった矢崎さんの今年の朗読劇です。
学がなくて理解が乏しい私には1度では理解できず、申し訳ないのですが矢崎さんの朗読劇「菓子袋」「収集」についてのみ感想を述べたいと思います。
「菓子袋」
レス(Les)はシカゴに本社がある教科書の出版社に勤めている。彼はロス・アンジェルスで開かれた西部出版業者協会の会合に出席した折、サクラメントにいる父親に二、三時間でも会ってみようかという気になった。父親はサクラメントの空港のゲートでレスを出迎え、二人は空港のラウンジに入った。
「相手はスタンリー・プロダクツの販売員だったんだ。とびっきりの美人というわけではないが、人好きのするところがあった」 父親はレスの母親と別れたいきさつを話した。
レスはシカゴ行きの機中で、父親からもらったみやげの菓子袋をバーに忘れてしまったことに気づく。
久しぶりに再会した父親から聞かされたのは、生々しい父と女の不倫についてだった…という話。この話についてのみ、初めから理解して聞くことができていました。登場人物が少なかったからかな…。
父親の不倫について微細に語られる場面が、矢崎さんの色気ダダ漏れで最高でした。最近渋めの声を使って演技するのをよく拝見してるのですが*1、色気がすごいのでこれから渋くなっていくのが楽しみ。また、浮気相手の演じ方がめちゃくちゃソランジュで、女中たち懐古しているフォロワーさんときゃっきゃ喜びました。また女性演らないかな、、、。
カーヴァーはいくらでも深読みできるので、あまりに淡々としている「僕(レス)」の今の家庭事情とか色々と思い巡らせていました。多分、あまり奥さんとはうまくいってないんだろうなあ…とか。菓子袋を持って帰ってもきっと妻は食べない、去年だって食べなかったのに、という台詞が最後にあるのですが、なんだか言い回しが気になって、原因はレスの浮気とかではなく病気なのかな…とかぐるぐるして切なくなっていたのですが、父親が自分の浮気話を「わかるだろ!?」と揚々と語っているので、やはりレスも浮気したのか現在進行形でしている状態で、それを父親は察知しているのかもしれません。
話終わりは少しノスタルジックな、切ない気持ちになるそんな話でした。
「収集」
失業中の「僕」はソファーに横になって雨の音を聞いていた。誰かがポーチを上がりドアをノックした。オーブリー・ベルと申します、ミセス・スレーターにあるものをお持ちしたんです、懸賞に当選なすったんですよ、と男は言った。ミセス・スレーターはもうここには住んでないことを「僕」は伝えるが、結局オーブリー・ベルを家の中に入れる。
W・H・オーデン初めて中国を訪れたとき、初めから終わりまでずっと室内履きを履いていたんですよ、うおのめのせいです、とオーブリー・ベルは言った。そしてケースから電気掃除機を取り出し、コンセントをみつけ動かし始めた。
リルケは成人してからはずっと、城から城へと移り住んでおりました。後援者たちがおったんですな、と彼は機械の唸りに負けないような大声で言った。それから緑の液体が5、6オンス入った瓶を持って台所に入り、その瓶を水道の水でいっぱいにした。コーヒー飲みますか、と「僕」は尋ねた。
引っ越してきたばかりのタイミングでやってきたおじさんが部屋を片付けて帰っていく、という摩訶不思議な話でした。
これ、タイトルが「収集」なんですよね。「清掃」とかメインで掃除してた「カーペット」とかではなく、集めることにフォーカスが当てられているのが意味深で怖かったです。
結局、オーブリー・ベルは何しに来たのか…「僕」にとっては掃除してくれた良いおじさんだけど、ミセス・スレーターにとっては…?なんて考えて恐ろしくなってました。矢崎さんの演じるオーブリー・ベルはとってもチャーミングでとってもあさステだったんですけどね笑
失業中の「僕」が気にしていた手紙も気になる。採用通知?の割には今住んでるところから遠そうだなあとか。
カーヴァー の中でも特に難しいとされるお話だったようですが、矢崎さんのコミカルな演じ分けによって、とても和やかな話になっていたと思います。
人の話を長いこと聞くのが苦手な私が、なんとか2回聞いて理解したカーヴァー でしたが、他の人ならもっとすとんと入ってくるのかもしれないくらいです。思ったより平易な言葉で構成されていました。
アフトクで谷さんがざっくりお話をまとめてくれるので、とても助かりました。あわせて役者さんたちの生の声が毎回聞けたのも幸せ。矢崎さんのお父さんの話は泣いたし、仲村トオルさんの海外で起きたトラブルの話は笑いました。
ピアノの音を聞きながら、声に耳をすます贅沢な時間でした。
*1:主にボブ