「ジャージー・ボーイズ 」イン・コンサート
2016年に読売演劇大賞も受賞し、わたしも2016年に観た作品の中で最も思い出深い舞台、ジャージー・ボーイズ 。9月からの再演に先立ち、世界初のコンサートが行われたので行ってきました。
セトリを思い出すのが大変で、どうしようかなあ…と思っていたら矢崎さんFC会報に全て載っておりありがたや!以下、楽しくて楽しくて仕方なかったコンサートの感想および備忘録です!
《出演》中川晃教/藤岡正明/中河内雅貴/伊礼彼方/海宝直人/矢崎広/福井晶一/Spi
《コーラス》小此木まり/遠藤瑠美子/白石拓也/山野靖博 ほか
《音楽監督》ピアノ:島健
《春》
Ces soirées-là [All cast]
8人で登場して、全員で歌うCes soirées-là!
本編ではボーイズたちは歌わないので貴重な1曲目でした。
めちゃくちゃかっこよくて早速倒れそうだった…。「YEAH」とか「a-ha?」などの合いの手(?)もかっこいい…spiさん本場…矢崎さんベンヴォーリオ*1感…!
そして、初めて聞く推しのフランス語!ナザールしてる…!!貴重すぎました。これだけで元取れる。
Silhouettes [Tommys]
ガラ悪い兄ちゃん3人組。
悪友感が凄かったです。
途中から「ああ〜〜!藤岡さんのトミー好きだ〜〜」ってなる台詞があるんです他の人も好きなんですけどごめん。だってフランキーのこと大好きなんだもん。すでにここから泣ける。
You're the Apple of My Eye [Tommys]
「ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン」で光夫さんが聞こえないので切なさ100億点
I Can't Give You Anything But Love [Tommys & 中川]
フランキー中川さん相変わらずうますぎた。そしてこの辺からバックのスクリーンに神がかっている初演映像が流れ始めてました。舞台じゃなくてドラマとして別撮りしてるのかと思った。WOWOWさんの底力すごい。
Earth Angel [Tommys]
トミーの曲で1番好きなこの曲。やはり甘い。好き。3人ともハーモニーの相性がとても良い。
Sunday Kind of love [中川&藤岡]
ボブ推しなのにどの口がと思われるかもしれませんが、ジャージーボーイズ の曲の中でこの曲が1番好きなんです。教会忍び込みソングなのに毎回心が洗われるような気持ちに。それを…それをこの歌唱力化け物コンビが…!このコンビはハーモニー最高すぎて耳が幸せ。ハグしようとするあっきーに「やめろよ!」って反抗した後笑顔でハグし返す藤岡さんに目も幸せ(*´-`)(この場面じゃなかったらごめんなさい)
My Mother's Eyes [中川]
ここもめちゃくちゃドラマ感。映画に合わせて公演するコンサートかと思った。
I Go Ape [伊礼]
モンキーダンスを一人で踊りまくって歌いきった伊礼さん。めっっっちゃノリノリの会場、真っ青なペンライトが印象的でした。それをちゃんと拾う伊礼さんってやっぱり心配りが細やかだなあ…。
《夏》
Short Shorts [矢崎・中川・藤岡・中河内・伊礼]
これはほんと矢崎広の顔芸と魅惑のお尻しか見てなくて他のキャストさんを見れませんでした。罪深し。だってポーズ毎に表情も動きもコロコロ変わるし、なによりボブでやるんだもん〜〜〜!ずるい…。海宝さん事務所NGなのかなとか冗談で言ってたんですが、*2終わった後颯爽と奥から登場するのがめちゃくちゃ面白かったです。海宝ボブはそうじゃなきゃ。
I'm in the Mood for Love / Moody's Mood for Love [中川]
初演時ここの矢崎ボブの表情がめちゃくちゃめちゃくちゃ好きだったんですが、コンサートでは封印。再演ではどうなるのか気になるところです。
Cry for me [Bobs]
こんなことが起こると思っていました…?大好きなボブが2人でフランキーとボブを交互に歌うなんて…。
ああ、同じステージに決して立たないと思っていた2人がいる…お互いを温かく微笑んで見つめあっている…その奇跡をありがたく拝んでいました。海宝ボブはうますぎて笑うし、矢崎ボブには成長に涙です。
An Angel Cried [矢崎]
今雨を矢崎さんが歌うなんて知らない聞いてない。
最後の最高音毎回ドキドキしながら見守ってました。拍手してる海宝ぱいせん素敵。観客もここは思わず拍手でした。
I Still Care [海宝]
きれかわいい声で歌う海宝先輩っていう貴重な歌なのに、矢崎さんのフランキーパートにドキドキしててぜんっぜん集中して聞けなかった…hi Fis?かな…お疲れさまです…。
Trance [矢崎]
打って変わって低めボイス。喉仏をいじいじして調整する矢崎さん(笑)
これくらいのキーだとイケボがすごい…。
Sherry [Blue]
「さあ、皆さま準備はいいですか?」的な矢崎ボブの煽りがワクワク度を高めてくれる。2年前の振り付けが余裕で出来る自分にびっくりです。Blueはどんなチームになるんだろうなあ。
ボイスレコーダーを持っていなくてメモするくだりを2人のボブでやるんですが、このボブsは片割れ感が強くて好きです。映像中も2人並んで客席に背を向けて映像を指差しながら話していてとてもかなり微笑ましかった。あと、この2人タイミングばっちりなんです。ジャンプも着地も捌けるタイミングも。ビジネスライクなのに決めるとこは決めるところがなんともボブ感。
Big Girls Don't Cry [White]
ホワイトは相変わらずハーモニーが素晴らしい。この振りもPV撮影から仕込まれてるので踊れる…というか座ってるので踊れなくてもどかしいレベルでした。
Walk Like a Man [矢崎 海宝 中川 藤岡 中河内 spi 福井]
当方の藤岡トミー高音レーダーにより、藤岡さんが入ると意味わからないくらい感動するこの曲。再演は藤岡さんでこの曲を聞くことはないということを思い出しつらくて泣きました。
December 1963 (Oh, What A Night) [矢崎]
この曲が矢崎さんだけしか出てこなかったときの矢崎広クラスタの気持ちが分かるでしょうか…!
ありがたい!ありがたいけど恐れ多い!あと、ぱいせんのこなれたDT卒業も見たい!
しかし、矢崎さんも2年を経て世帯主になった余裕からか、ピアノにもたれてめちゃくちゃ大人の色気醸し出してました。大人の「甘い約束」でした。昇天。
My Boyfriend's Back [chorus]
女性コーラスの皆さん。今回バッグコーラスのため、黒と白に統一されてたんですがめっっっちゃかっこいい!あの当時的にはドッドのカラフルワンピなんだと思いますが、個人的には黒白でキメてバリバリ踊る女性たちがめちゃくちゃかっこよくてこちらの方が好きでした。
My Eyes Adored You [海宝]
ああ貴重。ああうまい。いい声すぎる永遠に聴いていたい。
Dawn (Go Away) [All cast]
この場面の台詞がこの作品の本質だと思っています。そしてそれをストーリーテラーとして語る矢崎ボブは最強で最高。涙目で訴える彼等彼女等にきっと私たちは含まれているのではないかな、そう観客役に思わせてくれてありがとう。
あともうDAWNも藤岡トミー高音レーダー発動する。彼女の幸せのために決別する歌なんですが、ホール中に響き渡った反射で後ろまで伝わった音が全力で背中をバンバン叩くような、そんな強引すぎる別れの歌なんです。無理矢理に前を向かせようとするような。いつも不可抗力で泣く。この曲を聴くとドッグファイトのエディを思い出すのはきっと私だけではないはず。DAWN 夜明け。
Walk Like a Man (リプライズ)
再度背中バンバン。盛り上がらざるおえなくなってからの休憩です。
《秋》
Big Man in Town [中川 藤岡 海宝 福井]
私にも分かる歌唱力選抜。
安定感ずば抜けていて、この4人だと即席でもこんなにまとまるのかと驚愕でした。
Beggin' [spi]
元々好きな曲だったんだけども、あまりの楽しさに我を忘れて青のペンライトを振り回しました。かっこいい…!歌上手い…!盛り上げも上手い…!真剣乱舞祭でも歌って…(無理)
最後のキメで客席に背を向け、カメラが真っ青な客席を背負ったspiさんを映した瞬間あまりのかっこよさに倒れそうでした。
spiさんのBeggin' の再演を、どうか!
Stay [中川 海宝 福井]
Stayと歌っているのに離れることを決意するニックが切なくて好きなんですが、そこは割愛でした。再演で楽しみます。
Let's Hang On! (To What We've Got ) [福井]
Stay省略はこのためだったー!あー上手い。めっちゃバルジャン。ニックはほんとこんなに上手いのにあまりソロがなくて贅沢な使い方すぎます。
《冬》
Opus 17 (Don't You Worry 'bout Me) [中川 矢崎]
まさかの歌わない矢崎氏。ここから中川あっきーの本領発揮です。
バイ・バイ・ベイビー Bye, Bye, Baby (Baby Goodbye) [中川]
初演の傘の演出を思い出してました。
フォーシーズンズは明るいのに切ない曲が多い。
C'mon Marianne [中川]
この曲、結構かなり好きなんです。プロデューサーが推すのもわかる。
Can't Take My Eyes Off You [中川]
最大の有名ソングきたーーーー。ってなりますね。
アンコールでこの曲英語で歌ってーってあっきーに言われたのに1ミリも歌えなかったので、再演までには歌詞を覚えようと思います。万が一歌ってーって言われた時用に。アンコールの話ばかりで恐縮ですが、やっぱりこの曲でjumpingするのめちゃくちゃ楽しいです。
Working My Way Back to You [中川]
あっきー無双。そういえばコーラスの男性陣もダンスキレッキレなんですよね。女性陣は言わずもがな。これもペンラ振るの楽しかった。
Fallen Angel [中川]
フランシーヌの悲しいくだり。
これから気持ちを切り替える時間なく時間が進むのでいつも心の中はバタバタしてます。
Rag Doll [中川 中河内 伊礼 海宝 矢崎 福井 spi]
問答無用で感動する曲。誰かを応援した経験のある人でこの場面が刺さらない人っているんでしょうか。
年老いたみんなが思いを告げる場面は容姿に変化はないのに年月の経過が分かって俳優さすがすぎました。
Who Loves You [All cast]
1番楽しかったのは街灯の下で初めて声を合わせた瞬間だというフランキーからどこからともなく始まるこの曲が、タイムマシンのようで好きです。
「誰より愛をくれる人は誰?」という歌詞が名訳すぎる。
《アンコール》
Jersey boys
島健さんのピアノによるjerseyboysメドレー。メドレーというかすごすぎてもうこれはoverture。アンコールだけど笑
Can't Take My Eyes Off You
オールスタンディングで大盛り上がり。藤岡トミーと掛け合いがあるなんとも贅沢バージョン。
千秋楽、REDのニックである吉原光夫さんが来てくれていて終わった後キャストとお客さんの「光夫」コールで光夫さんが舞台に上がってくれました。凄まじい声援と凄まじい熱気、そして「俺たちが伝説のREDだーーーー!」と自画自賛する藤岡さんに白のファンも青のファンも赤のペンライトで見送るというなんともREDらしい台風のような終幕でした。
2年ぶりに観て、やはりジャージー・ボーイズは大好きで大切な作品だなあと改めて。
心ゆくまでコンサートを楽しんだので、次は再演。なんだかんだ折り返しまできたので、あと2ヶ月楽しみに待っています。
《過去記事》