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君を夏の日に例えようか

舞台「GOZEN-狂乱の剣-」

待ちに待った推しの殺陣舞台にして、7月に特撮界隈をざわつかせたトンチキ(?)映画の続編です。

映画を遥かに超えるどんでん返しにより、結果的に大感動の手に汗握るスペクタクル時代劇となりました。展開がぶっ飛び過ぎると逆にめちゃくちゃ感動するんだな、という新たな学びを得ました。

 

前作映画の感想はこちら(今回もですが、本ブログにはネタバレしかありません)

 

k1mg.hatenablog.com

 

GOZENは推しである矢崎さんの久しぶりの殺陣舞台!!!!そしてずっと望んでいたハムレットの舞台でした。

小学生の頃、少年少女名作集的な本でシェイクスピアを読み漁っていた私ですが、ハムレットだけはなんでだか入り込めず、読み終わってもなんのことだかわからず、どこか読み飛ばしたんじゃないかと戻って読み直すレベルで意味が分からなかった物語*1。大学院でシェイクスピアを授業で学ぶ頃にストーリーだけはなんとなくわかり(ほんとになんとなく)、でもハムレットの気持ちも、物語が伝えたいこともなんにも分からない作品として私の中では位置付けられていました。

きっと矢崎さんなら、その演技力で分かりやすく噛み砕いてくれる。そんな期待を持って臨んだ今回の公演。毛利さんとのタッグによって、伝えたいことがガツンと伝わる、きちんと軸のあるハムレットになっていたなあと思います。

 

府月藩・藩主の嫡男・望月八弥斗(矢崎広)は、 他国への修行から帰国して驚いた。
元気だったはずの父が急病で死んだと聞かされたのだ。
そして藩主の座に就いたのは父の弟・望月甲斐正(波岡一喜)であり、 母・朝霧(AKANE LIV)はその妻になったという。
ショックを受け、失意の八弥斗。その心の支えは、恋人の小松原奈奈(若月佑美)だけだった。
奈奈は、父である家老・小松原烈山(山本亨)の反対を押し切り、八弥斗に寄り添うのだった。

その頃、城内に亡霊が出るという噂が流れる。
噂を聞いて豪胆にも会いに行った八弥斗は、その亡霊は父で、その死が弟・甲斐正の手による暗殺だったと聞かされる。
八弥斗は甲斐正への「復讐」を決意する。だが、甲斐正には「光と影」と呼ばれる最強の護衛がついていた。
「光」は、奈奈の兄・蓮十郎(松村龍之介)、 「影」は赤目の異形侍・結城蔵人(前山剛久)である。
この二人が傍にいる限り、甲斐正にはなかなか手を出せそうにない。
油断を誘うために狂気を装い、機会を待つ八弥斗。

一方、甲斐正は御前試合を開催する計画を立てていた。
表面上は殿を楽しませるために藩内の手練れを集めて試合をさせる名目だが、 真の目的は、藩内に潜伏した幕府や他藩の隠密を炙り出し、公開処刑することであった。
己に復讐の目を向ける八弥斗をも出場させ、隠密たちもろとも殺そうとする甲斐正。
八弥斗は罠だと知りながら、甲斐正に近付く機会と考え、御前試合への参加を承諾する。

そして運命の御前試合が始まった。
郷田半左衛門(井澤勇貴)、田宮源三(松本寛也)、 白河三太夫井俣太良)など剣豪たちによる“死合い”が繰り広げられる中、 八弥斗はそこで怪しげな剣士・流狂四郎(元木聖也)と出会う。
狂四郎の放つオーラにただならぬものを感じる八弥斗だったが、 この出会いが周囲の人々の運命をもフルスロットルで狂わせていくのはまだ知らない。
やがて御前試合という名の「死の宴」は思いもよらぬ展開を見せていく。
行き着く果ては、誰も予測できない壮絶なクライマックス!!

 

…ここまでは普通にハムレットでした。1幕だけど。全然序盤にここまで進んじゃうけど。ハムレット知ってたらこのまま甲斐正の前で最大のライバル、狂四郎と戦って最後に甲斐正を討つのかな、と思うじゃないですか。ラストに蓮十郎と戦って死ぬのかな、とか思うじゃないですか。

まさか1幕の最後に狂四郎がパパと判明し、しかも甲斐正よりもやばい世界征服を成さんとするため黄泉の国から蘇り、八弥斗はそんな父親を倒さなければならないなんて、そんな展開になるなんて思わないじゃないですか!?

 

ハムレットは1幕でほぼ終わり2幕に魔界転生がねじ込まれるという…。この広げまくった風呂敷を最後に御前試合(タイトル)に繋げた手腕は毛利さんさすがとしか言えません。「戦いの数だけ、秘められた物語がある-」このキャッチフレーズも、正直映画が1つの(2つの?)秘められた物語で終わってしまったので、残りの10人くらいの物語を舞台で明かしていたのもお見事でした。

以下、1人1人感想を書いていこうと思います。(ほんとに全員書くのでお好きな人に飛んでください!)

 

 

小松原烈山 (山本 亨)

なんか死ぬほど殺陣うまかった!!!!と思ったら髑髏城極の狸穴さんでした。観てるわ。お芝居の軽さと重さを自在に操っていて、この作品を象徴するような人。蓮十郎と奈奈を厳しくも優しく育てたんだなあと思うくらい2人がいい子なので、小松原家の行く末が悲し過ぎました。お芝居の重厚さと対比するような殺陣の身軽さよ…!後半の蓮十郎と清順との殺陣で半身ひねり跳びみたいな技で刀を弾いてた…凄かった…!

 

朝霧(AKANE LIV)

黒執事マダムレッド以来に拝見したAKANEさん。洋風なお顔立ちと和服が可愛すぎる。江戸時代じゃない。でもキャラも江戸時代じゃない笑

ガートルードはハムレットの中でもかなり共感できない役だったんですが、朝霧は全然気持ちわかる!!愛に狂い愛に生きた女性だったんだなあ…。前ちゃんとの日替わりネタのツッコミもいつも愛が溢れてて毎回楽しみでした。

 

原田貞之(廿浦裕介)

映画で良い声の審判だったつづさんが名前をゲットして舞台に登板してました。意外と白河さんとキャッキャしてコミカルだった…三太夫さんスカウトできるってことはそこそこ身分が高い??後述する波トークでもある三太夫さんとのコンビが好きすぎていつも笑ってました。

 

白河三太夫(井俣太良)

映画でもほとんど太良さんで、舞台でもほとんど太良さんだった!!笑

ハ弥斗と第一試合で闘うし、もっと怨恨があるかなあと思ったんだけど、力自慢のもみあげのおっさんでした。ここもう少し掘り下げて欲しかったな〜。なんで最初に持っていたのは鈍刀だったんだろう…強そうに見えて本当はあまり人を傷つけたくなかったのかな…なんて。

 

田宮源三(松本寛也)

家族が大事なお父さんで、ハ弥斗の必殺技を完成させる手伝いをしてくれた優しいお兄さん。リアクション芸が多すぎて、真面目に演技してる場面を探すのが困難だった(主に前半)(褒めてる)フォロワーさんに言われて気付いたけどカテコでも逆に眼帯してるし*2、もはやハ弥斗のアクスタの土台が源三さんだったミスが発生してたのも狙ってるのかなと思えるくらいでした笑

2幕は操られてて、ほとんど悪役だったのが地味に悲しい…狂四郎に斬られたわけだし朝霧みたいに正気取り戻してもいいじゃん…。

 

土御門月暗(梅津瑞樹)

顔が綺麗なヤバいお兄さん。日に日に高笑いがグレードアップしててどんどんヤバさが増して毎回楽しかったです。今回の黒幕とも言うべき存在ですが、基本的には狂四郎ともビジネスライクの関係に見えました。人のこと舐めてたから足元をすくわれた感じ。扇子で立ち回る前に一回術を込めてるらしいんだけど、いつやってたのか結局分かりませんでした…。梅津くん自身はアフトクの真面目だけどちょっとズレてる感じで好感度爆上がりしました!こういう人好きだ!初めましての刀剣男子だと思ってたら鴻上さん関連*3ドラえもんで観てた!どれだ!?GOZEN's ギャグはあまりにもあれ*4だったので心の中に閉まっておくね。

 

郷田半左衛門(井澤勇貴)

井澤の殺陣久しぶりに観たんですが*5、腰低いし太刀筋が綺麗でめちゃくちゃ良かったー!!!彼の凄いところは、遠くで見てもどこを斬っているか分かるところだよね。蔵人の頬を斬った時もどう斬ったか見えるのがすごい。殺陣だけ見るとめちゃくちゃ強そうなのに、めちゃくちゃ負けてる印象でかなしい…。単純に蔵人が強いだけな気がしてきた。月暗に操られても自らの手を斬りながら意識保って斬りつけるのかっこよすぎる。井澤って本当になんでもできるなあと改めて感じた公演でした。毎回舞台で実力を見せつけられるので、舞台で観るのが楽しみな役者さんです。

 

結城蔵人(前山剛久)

映画で沼から出てきたようなヌチョっとしたSE使われていたんですけど、結局頬の生傷の音だと気付いたのは、映画3回目の視聴時でした笑

蔵人は恐らく甲斐正に仕えてまだ数年のはず…?なのに熱い信頼関係で結ばれているのがエモい。術をかけられた後、自分を従者として普通に扱って、雇ってくれたのは甲斐正だけだったのかなあ。ハ弥斗も追い詰めるし、実はめちゃくちゃ腕が立つのではと思っています。狂四郎と甲斐正の次くらい?朝霧との絡みも甲斐正との絡みも毎回日替わりで変えてて微笑ましかった。台本を読んでわかる毛利さんの謎の無茶振り。彼も清順と同じく生き残るんですが、これからどう生きていくのか想像ができない。泣きながら甲斐正から形見を受け取る姿にいつも辛くなっていました。とりあえず前ちゃんのアルビノがどこの美少女だよってレベルでめちゃくちゃ綺麗だったので、イケメンは皆白髪にするといい。

 

望月甲斐正(波岡一喜)

映画舞台ともに影の主役でした!頭狂ってて最高のヴィラン。この人を倒すために戦っていたはずが、いつの間にか共闘している様はなんとなく「薄桜鬼 新選組炎舞録」を思い出しました。この展開大!好!物!2幕から良い人ぽくなるんですが、映画で江戸を毒ガス攻撃しようとしてたり、若い女の人とSMプレイしてたことは忘れないよ!本人もその辺全く反省してない!笑

甲斐正が1ミリも改正してないのに味方になる流れがめちゃくちゃ熱いなーと思います。「最後に余を仕留めるのじゃろう!」と言ってハ弥斗にハッパかける場面で泣いてしまう。むちゃくちゃだけど、朝霧や蔵人、ハ弥斗への接し方を見るに、愛はちゃんと持っていた人なのかな。また兄が愛がないことも生前の段階で知っていたのかなとも。甲斐正みたいな兄への嫉妬と享楽に溺れる人、自分に正直でとても好き*6。GOZENの作品の雰囲気は波岡さんの甲斐正によって作られたなあと思っています。

そして一人一言コーナーでの波トーク!!!そんなに通ってないのに東京大阪ともに引き当てたんですがめちゃくちゃ楽しかったー!波岡さんが好きな場面をベスト3からその場で再現させるという鬼畜コーナーです。

《東京》

第3位 少年社中コンビ(井俣さんと廿浦さん)の出逢って「ほらね」までのくだり

第2位 半左衛門だけ煉獄からお帰りなさいのくだり

第1位 田宮源三のリアクションセレクション(ハ弥斗と清順のことを勘違いする場面、初めて必殺技を大人数に向けて打つ場面)

《大阪》

第3位 ランクダウンした半左衛門煉獄からお帰りなさい&月暗がそれを全くコントロールできてないくだり

第2位 ランクダウンした田宮源三セレクション

第1位 おっぱいダンスを踊る奈奈w/八弥斗、半左衛門、ダンサーズ

大阪の第1位で5人でおっぱいダンスしてたんですが、楽しすぎたので円盤化してほしい…!本編のおっぱいダンスでも手拍子したかったなあ。波トーク、楽しすぎてオトクなカーテンコールでした。波岡さんの愛が詰まってた。

 

興津清順(上遠野太洸)

誰がなんと言おうとホレイショー。ホレイショー陰謀説ってハムレットをさらっと読んだら誰でも考えると思うんですが(思い込み)、清順はもう絶対陰謀とか考えられない!弱いけど力になりたくて空回りする憎めない奴!上遠野くん、初めて舞台で観ましたがハマり役でした。原作のハムレットよりさらに彼の一挙一動が物語を悲劇へと動かしているのは明白なのに、憎めないのは上遠野くんの魅力ゆえなのか。はっちゃんのことが好きで好きで仕方ないんだよね。彼の人生に少しでも関わりたいんだよね。最後に八弥斗との場面は日を追うごとに良くなっていってて、後半日程は号泣していました。

矢崎広のファンは清順みたいな気持ちって絶対持っていると私は思っていて、27歳くらいから「縁側で猫飼いながらボーーーっとしたい」って言っている彼に「こういう役が見たい!」とか「こういう舞台立って*7!」とか散々やんや言ってるんですよ。そういう人がファンになりがちなタイプの役者さんなんですね。でも、本当は本人がやりたいと思ってることに背中を押してあげたいだけなんです。だからあまり負担に思わずに好きなことしてくれたらいいな。要望を投げつけてるのは期待して信頼して見てみたいからで、まあ本当に縁側でボーーーっとしたいなら私はそれを応援したいとも思うんですよ。でもまだ早いし、本当はまだ内心色々演りたいんじゃないかな?なんて邪推してるわけです。なので、個人的に毛利さんがあの場面作ってくれて嬉しかった。ただ、矢崎さんの未来が八弥斗をなぞることのないようには願っています。笑

 

小松原奈奈(若月佑美)

乃木坂の子を舞台で観るのは4人目…?とかなんですが、芸達者な子が多いんですね。アイドル出身のなかで舞台で観ることが一番多いグループなんじゃないかな。若ちゃんはとにかく身長差萌えがすごかった…!矢崎さんものすけくんも結構細身のはずなんですが、それを上回る華奢さ…!ファンの人とトレブロしてる時に聞きましたがアイスばかり食べてるとか…だめだよ…女の子は身体冷やしたら…なんて老婆心ばかりよぎってました。1幕のオフィーリアの清らかさと2幕の激しさを順を追って場面ごとに段階的に丁寧に演じてくれたので、ころころ感情が変わっても突飛な印象はなかった*8です。アフトクの感じとかもサバサバしてるし、矢崎さんの塩対応にめげないし可愛い。この物語の軸が愛なだけあって矢崎さんの今まで演じたラブシーンの中で1番きゅんきゅんしました!本当ありがとうございました…!!

 

小松原蓮十郎(松村龍之介)

レアティーズ全然好きじゃないんですが、蓮十郎は本当に…本当に大好きだった…!

ハ弥斗のことは最初から認めてなかったけど、誠実に向き合えばきっと分かり合えたはず…!奈奈との冒頭の日替わりで「…長い付き合いだからな」って言う日があったんですけど、その後狂った奈奈に忘れられているのがしんどくて、その日替わりの日は1幕から泣いてました。父・烈山との闘いの場面も辛くていつも泣いていたんですが、ハ弥斗の気持ちまで慮っていて、なんて出来た奴なんだ…涙真っ直ぐで慈悲深くて、自分の信念を貫くこの作品で一番の人格者だと思います。

のすけブログを読んだら、小松原家で蓮十郎だけは煉獄へ行かない(恐らく天国)ということに気づき、余計にしんどかったです。

舞台『GOZEN-狂乱の剣-』大阪大千秋楽 | 松村龍之介オフィシャルブログ「之介道」Powered by Ameba

 

流狂四郎(元木聖也)

映画から物凄い存在感だった流狂四郎でしたが、まさか先代藩主、ハ弥斗の父だったとはトンデモ展開すぎて最初は受け止められませんでした…!笑 あともう単純にやばい奴すぎた。天魔王*9ですらもうちょっと慈悲のある天下統一するよ??きっと誰からも愛されずに育ったんでしょう。本当なら徳川を継ぐのはお前だったと恨み節を言われながら。彼の人生にとっては日本を制することだけが目標で、死んでからが本番だった。中盤でハ弥斗を追い詰めたのに殺さなかったのも、私は煉獄行きになると黄泉がえりで従えられないからかなと思ったけど、息子を殺してしまうことにちょっと迷いもあったらいいなと思います。最後に「ハ弥斗」と言って死んでしまうのも、伝わらない愛情がもしかしたらあったのかもしれないと思うと哀しかった。

聖也くんは1幕はほとんど瞬きしてない(すごい)し、2幕の衣装(装備?)は憧れの方に作ってもらったらしく動きやすいと言ってましたが、そうは全く見えない…けどどんどん最後の殺陣の動きが速くなるので本当に動きやすいのか聖也くんの運動能力が異常なのか()どちらか分かりませんでした。すごい体力で見応えのある殺陣だったなあ。

 

望月ハ弥斗(矢崎広)

推しである矢崎さんが最後に殺陣をしてから早5年…。元々は大江戸鍋で気になってからの里見八犬伝、どりじゃん、薄ミュ、神州天馬侠、薄ミュ、る・フェア、太一くん、好色一代男、薄ミュという時代劇と殺陣ものが多く…いやほんとに多いね???繰り返し観てずぶずぶ落ちたようなものなのですが、最近さっぱり殺陣をしなくなり*10、恋しくて待ちに待った久しぶりの殺陣のあるお芝居でした。元々剣術を習っていたといっても久しぶりの殺陣はいかがかなあと思っていたんですが、

 

ああ、私の好きな矢崎広はここにあったんだ…

 

と終わった後にしみじみ泣いてしまうほどに、最高でした。5年間会えなかった久しぶりの大好きな矢崎さんでした。いつも大好きですが、それとはまた違った好き…。矢崎さんはめちゃくちゃ運動神経が良くて頼りすぎていると板垣さんに指摘されたこともあるほどで*11、でも私はそんな運動神経で乗り切る矢崎さんをまた観たかったんだなあと思います。ハ弥斗はハムレットの通り弱くて迷っていて、悔やんで悩み苦しみながら前を向く、そんな役でした。本来なら絶対好きになれない役なんですが、やっぱり好きになってしまった。彼の弱さが魅力に見えるのは、矢崎さんのお芝居の為せる技だと思っています。そしてめちゃくちゃ声がいい。贔屓目ですが。

ハムレットは、何かを軸にした方がお芝居として絶対まとまると思っていて、どれを軸にするのかなと思っていたんですが、奈奈への愛かな、と。奈奈を起点に優柔不断で流されていた1人の男が自分で道を切り開くまでの物語になっていたと思います。これまで観てきた魅力も凝縮されていて、矢崎広ベストアルバム*12ってみんなで言ってたんですが、奈奈へのお芝居はこれまであまり観たことがなかった素敵さで!キュン死にした!土方篇のラブシーンより好き!いや土方さんはもう神格化されてますけど!!()

そして矢崎さんの魅力は舞台1作品の中で成長を演じられることだと私は思っていて、その魅力も余すところなく発揮されていました。私はミュージカルも重いストプレも好き。だけどこういうTHE・エンタメ!みたいなものが大好きなオタクなので。そもそも2.5好きだし。少年マンガの魅力と似ているので親和性は高いと思ってます。なのでまたこういう舞台にも出てほしいな。自分のことオジサンと言わずにまだまだ色々な役、色々なお芝居を演ってもらいたいです。だから私はまた明日から清順のように、あれやってこれやってと好き勝手に矢崎広という役者へ注文をつけるんだと思います。

*1:読み直してももちろん分からない

*2:眼帯がエセという伏線回収?

*3:虚構の劇団

*4:彼の心臓の強さはわかった

*5:井澤自身も久しぶりだったらしい

*6:ライオンキングでもスカーがめちゃくちゃ好き

*7:今回みたいな殺陣舞台なんて何度ご要望レター送ったことか

*8:19世紀に大流行した狂乱の場は奈奈の1幕の狂った感じが終わったら2幕みたいな感じのカバレッタが入って相手の男ぶっ刺すか相手の女刺して自害みたいな展開が多いので、狂乱の場としてはめちゃくちゃテンプレートだったりする

*9:髑髏城の七人©️劇団☆新感線

*10:時代劇はたまにあったけど

*11:マクベスパンフレットより

*12:お友達がインフルエンサーなおかげでアフトク毛利さんに晒されました…笑。でも本当にどの場面の矢崎さんが好きかでオススメの作品提供できるレベル!