sognamo insieme

君を夏の日に例えようか

右まわりのおとこ

誰にでも普通にできることと、ちょっと他の人とは違うことがあって、そのちょっと違うことをそのまま抜き出した人たちが繰り出す不思議な話でした。

 

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これはストーリーに頼らない芝居なのか、それとも筋書きのあるダンスなのか?
まさしく、身体言語で演劇する新しいジャンルの舞台

建物入口から会場への導線*1以外は大好きなあうるすぽっとの、まさかの舞台上での観劇でした。舞台を3〜4列でぐるっと囲んでそれで200人も収容できるのがすごい。
ラッキーなことに1番前で観れることが多かったのでこの近い距離感を堪能しました。
女中たちのマダムシートに似ていたかもしれない。セットも女中たちに似ていたので、ぜひこのセットでもう一度観たいなあと思っていました。
 
話の内容は不思議の一言。
同じ部屋で4人が互いのことが見えないかのように暮らしています。
何か思いついても成し遂げられない男、規則正しいことしかしない女、右にしかまわれない男、目測を見誤る女。
どこかが抜け落ちている人たちとシナモンロールをめぐる小さな話。
ダンスで演劇といわれていましたが、思い描くようなダンスはあまりなく、近藤さんくらいだったような…。近藤さんの逆回転の動きがすごかったです。
皆動きをモチーフとして繰り返しているところがダンスだったんでしょうか…。あまり踊りに詳しくないので自信はないです。
効果音もBGMも全部役者の皆さんでされていたのが印象的でした。ロシア語の歌…
登場人物たちはみんなユーモラス。ちょっとこれは病院に行った方がいいかも?なレベルもありつつみんなユーモラス。矢崎さんは成し遂げられない男で、ほぼランニングシャツとパンツでした。あとは犬もされてたんですけど、それがうますぎてびっくりしました。タルコフスキー飼いたい…。
 私が好きなのは千葉さんの見誤る女。舞台上のトラブルも見誤りながら回収していたのがお見事でした。
私はズレたり失敗したりしょっちゅうだけど、絶対人のせいにはしない。あははと笑って、全部受け止めるの。そうしたらこんな私だって愛せるようになるんだから
この台詞が大好きなので、自分の中に刻んでおこうと思います。
 
自分語りになりますが、私は小さい頃1日の半分くらいはぼーっとしているような子どもで、考えごとに集中して人の話を聞くことがとても苦手でした。
何を考えてたのか今となってはよく分からないけど、この世の中の不思議とか、何に感動するのかとか、神さまっているのかなとかそういうことを考えていたような気がします。
先生から呼ばれてもあまりにも反応しないものだから、つけられたあだ名はフロル星人*2。宇宙と交信しているとからかわれていました。
大人になるにつれ、今流行りの同調圧力というか、こういう風にしないと変なんだなっていうボーダーラインを読めるようになって、「普通」の中に溶け込むことができるようになって。
でもあのまま、あの時のままを許容していたら私はもっと違った私だったのかもしれない。そんなことを思ったお芝居でした。
 
 
 

*1:2階といいつつ階段であがると4階分…エレベーターは来ません

*2:星新一著「おみやげ」の登場人物

ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」再演〈BLUE〉

終わらない青春を一緒に過ごせた楽しい2年間でした。

推しである矢崎さんの出演が決まってから、PV撮影、初演、TENTH、コンサート、再演と観客役として盛り上がって、毎回とてもとても楽しかった。

初演、コンサートの記事はこちら

 

 

k1mg.hatenablog.com

k1mg.hatenablog.com

 

 

 

今回は再演〈BLUE〉をメインに書こうと思います。WHITEも観たのですが、初演と大きな違いをあまり見付けられず…私が観る回数が少なすぎるからなんですけど。初演の時とほぼ同じ感想でした。

BLUEは結局グループとして一番好きなチームに。個人だけで言えばREDとかWHITEに出演している方も大好きなんですが、グループとしての絆が一番目に見える。1人1人が誰かの為に動いているように感じたBLUEがとても好きでした。

長くなるので季節ごとに1人ずつ書いていきます。

 

〈春〉トミー(伊礼彼方)

もうめっちゃ好き!!!!です!!!

初めて観た時から、ずっと心奪われていました。伊礼さんって私の見た作品ではヒールが多い印象なんですが、今回もヒールです(笑)

でも、誇り高きワルでめっちゃくちゃかっこいい。映画で観たトミーと近くて、映画ではトミーが一番かっこいいと思っていた私にとってはめちゃくちゃタイプドストライクでした。

秋の場面、他のグループのトミーは大体ジップの前でしゅんとしているのに、伊礼トミーは飄々としていて。伊礼さん自身も伊礼彼方の部屋で言ってましたが、突っぱねてかっこつけて最後まで折れないトミーが悲しい。もう自分では引っ込みがつかないところまで来てしまっている感じ。春と夏、確かに彼はチームを引っ張っていた、回していた。独り善がりでなく、そのリーダーシップがしっかり見えるのも伊礼トミーの特徴だと思いました。

cry for meでひとつになった時も、最後に入ったトミーがコンダクター的な役割を果たして音楽を作っているんです。「もっと、もっと、そうだもっと!」とフランキー、ボブ、ニックの最大値を引き出していたトミーは紛れもなくリーダーだった。あの音楽は最高でした。詳しくは夏に語ります。

トミーはトミーなりにグループをメンバーを愛していたんだと思います。その方向が捻くれているだけで。自身の経験からきっとファンだったら私はトミーを許せない自信があるんですけど、それでもRAG DOLLの「この賞をくれるのは、一般大衆だからだ」にはぼろぼろ泣いてしまいました。伊礼トミーは観客のこともちゃんと愛してくれている。ほんとどうしようもないクズだと思うんですけど、その不器用な生き方に強烈に惹かれました。

 

 〈夏〉ボブ(矢崎広

この人を追いかけてここまで来たんだなあと、感慨深い想いです。

2年前のボブで急成長を遂げてからの再演。まず、ものすごくものすごく歌が進化していて、今回は初演の藤岡さんが歌っていた最高音パートを任されていました。ものすごい音圧でした。DAWNを初めて再演で聴いた時、あまりにも声量も歌声もパワーアップしていてびっくりして泣きました。本当に矢崎さんには感服です。わたしたちの知らないところでどれほどの努力をしていたんだろう…。

そして1番なにがどう変わったかと言うと、この2年でcry for meがお芝居の肝としてとても大事な場面になっていました。初演の赤、私が泣いたのは矢崎広という役者がクリエの舞台でcry for meを歌い上げるという事実でした。私はお芝居というより中の人ありきで感動していて。それは今回もそうです。でも今回のcry for meはその感動を遥かに上回ってきた。歌はめちゃくちゃに上達しています。今回はそこに皆が納得して乗っかってきてくれる。音が重なって音楽になっていく。一つになって、最高の瞬間になる。うまく言えないんですが、音楽をやってきた人でこの場面が刺さらない人、いないんじゃないでしょうか。

音楽が楽しい瞬間は、1人でピアノの前にいる瞬間じゃなくて。人前で拍手をもらった時でもなくて。小さな部屋で誰かと歌ったり演奏を重ねた時だったりする。

ラストシーンでフランキーが語る最高の瞬間は、cry for meなんだと思います。街灯の下ではないけど、きっとBLUEは最高の瞬間をcry for meに持ってきている気がする。他のチームではそこまで思わなかったので、この場面の衝撃は強く残りました。

矢崎ボブはクリエでは赤よりもクールだったと思います。特にフランキーの前で。ツアーに出て徐々に熱くなっていくのが楽しかった。後半はBLUE全体どんどん熱量が上がって見応えがありまくりました。

赤の時と比べると、青のボブは「フランキーのため」という意志を強く感じます。序盤にボブ・クルーから言われた「誰のために書けばいいか」ボブはフランキーのために書いている。あの握手に込められた意味を考えながら、フランキーを支えている。

彼が「誰かと一緒にいる方が楽しい」と、とても良い表情で言うのはフランキーがいないoh what a nightの後。天才で孤独だったボブが誰かと一緒にいることの楽しさを徐々に感じ始めた時にはニックとトミーがいた。「スポットライトの下がしっくりこなかった」ボブが、それでもスポットライトの下にいくのはみんながいる時なんです。口ではどんなメンバーでもいいと言いながら、彼は途中でグループから抜けてしまう。でも、オリジナルのフォーシーズンズで歌えるならスポットライトの中でも演じられる、その人間らしさが好きです。

だから秋の場面、伊礼トミーに対してボブはもう泣きそうになりながら怒る。許せないし、なんで…?っていうトミーへの失望もあるように見えました。そのタイミングは変わったりしていましたが、どんどん崩れていくグループの中で、フランキーを支えなければという意志で動いていたところは変わらなかったなあと思います。

文化的成長のため、兄貴みたいな存在、そして親友だったニック。きっとボブはニックのことを本当に親友だと思っていたんだと思います。だからstayは本当に辛そうだったし、観ているこっちも辛かった。ボブのことだからビジネスとプライベートは全く切り分けていて、フランキーとの取引もビジネスの一環。そこにニックが傷つくなんて思いもしなかったんだと思う。フランキーを支えなきゃ、と必死になるあまりに大事な親友を失ってしまったボブ。しかし、それをフランキーには見せない。stayでぼろぼろに歌えなくなっても、opus 17でニックの面影をじっと見ていても、フランキーには大丈夫だから!と支えてみせる。

矢崎さんは誰かを支える役がめちゃくちゃ上手いなあとつくづく思いました。自分の悲しみも自責の念も全部フランキーには見せず、ただ前を向かせる。can't take my eyes〜の時も、あんなに世に出すのに苦労したのに、フランキーが見ても軽く合図するだけ。そしてフランキーの背中に「フランキー、君の曲だ」と指を指して静かに呟き、握手した右手を見ながら去って行く

フランキーも覚えてないかもしれない若い頃の夢。ホーンセクション全部入れてもいいかも!という提案をボブは本当に叶えてしまう。なんて人なんだ…。

矢崎さんが作り上げた、ボブの垣間見える人間らしさと支えようとする強さが大好きでした。

 

〈秋〉ニック(spi)

今回1番特筆すべきはニックだったかもしれないです。音域も役どころも彼には合わないのかもしれませんが、私はとっても好きでした。なんかもう別にミュージカルに私はそんなに歌を求めてないのかもしれない。芝居が面白ければそれでいいやーって思い始めたのもspiさんのニックの影響です。というのはspiさんが下手とかではなく(笑)

コンサートで聴いたspiさんのBeggin'が最高だったので、それが聴けない本公演なんて…と思っていたのを見事に覆されたからです。

私はニックは、ずっと前に出ることのない不満を溜め込んだ悲しい人だと思っていました。年上だからなのか、きっと最初の頃からあった不満が膨らんで、爆発した悲しい人、そう思っていました。

spiさんのニックは、楽しそうだった。100%満足しているわけじゃないけど、楽しいし、このままでいいかなーっていう、転職するか迷ってる人くらいの軽さ*1。特に前半のみんなといる時のニックが温かいんですよね。

再演からニックはトミーのことを「相棒」と呼ぶんですが、本当に相棒っぽい。トミーとは相棒でボブとは親友でフランキーとは兄弟って感じ。バックコーラスでトミーの悪ふざけに乗っちゃうし、ボブと車の話する時も絶対お客さんを笑わせようとしてくるし笑

本来は環境が変わるのが嫌なタイプなんだろうな、と。それが、秋に一変する。ずっと引っかかっていたことが積もって、つい出た言葉が「家に帰りたい」なんだと思います。再演はこの直前のstayの場面でニックが決定的に傷つく時、観客から笑いが起きるようになりました。多分あえて笑わせるように仕掛けられていて、笑われていればいるほど、ニックの自尊心がずたずたになるのを観客が目の当たりにする構図になっていました。ニックが石鹸が見えないくらい小さい、そんな些細なことの積み重なりに惨めさを感じて、もう居なくなりたいと思うこと。それは多分ニックの不満の表層部でしかないと思うんですけど、彼が自尊心を保てるギリギリのラインだったのかな、と。これ以上言うと余計に惨めだから。

責めるボブに「彼の気を引いたぞ!やあ、ボブ。…久しぶり」と今にも泣きそうな笑顔のニックにこちらが泣きそうでした。そして笑顔で別れた後、たまに2人に背を向けてからめちゃくちゃ泣いている回があって、そこで大号泣。上手の端から泣いているニック越しに苦悩するボブを観るのがとても好きでした。たしかに親友だったはずの2人が、どこかでボタンを掛け違えた切なさをいつもヒリヒリと感じていました。

BLUEは各メンバーがニックとの一場面一場面をとても大事にしていて、そこがグループとしての絆をより深く見せていたのかもしれません。

 

〈冬〉フランキー(中川晃教)

BLUEのフランキーはやんちゃでちょっと口が悪くて、怒りやすく甘えん坊な印象でした。

白ではもう少し大人でクールにしている気がする。

特に秋の場面は毎回めちゃくちゃキレていて、トミーが蹴った椅子をどこまででも拾いにいって毎回震えるほど怒っていました。いつだったかトミーとニックの言い争いに被せて何か話そうとしていて(間違えたのかあえてなのか分かりませんが)アドリブなのでトミーとニックがまるで無視して2人で言い争い続けた回があって。余計にこの2人の関係が浮き彫りになってとても好きでした。あっきーはなんだかトラブルも強みに変えるようなパワーがあって、底知れないなあと思います。

あと、初演の時にフランシーヌの死の場面とニックの死の場面、あまり泣くことはなかったのですが今回は大体泣いていました。まりゑさんのフランシーヌが階段の上で天使のようで尊かったのと、私がspiニックが大好きだったこともありますが、なんだかあっきーのフランキーの演技もちょっと変わったような気がしています。

やはり今はあっきーのフランキーがあってのジャージー・ボーイズで、これからのことを考えると他のフランキーが出なければとも思うんですが、同時にあっきーの声を存分に浴びれる今のこの時間に居合わせたことを幸せに思います。

 

 

4人個々については以上です。

BLUE全体通して好きだったところも、たくさんあります。

例えば「ジャージー式の契約」の重要性。

ボブが初めて会った時に何気なく差し出した手を誰も取らないニュージャージーの3人。加入して初めて握手をして、ボブはその後のフランキーとの握手で、初めてその重さを知る。私たちもボブの人生を通して握手の重さに触れられるところが好きでした。決めどころに握手は必ず入ってくるので、BLUEの4人の契約を丁寧に演じているところがとても好きでした。

あとは、cry  for meを最高の瞬間として持ってきているところ、秋の場面のヒリヒリするような空気感、そして、who loves youでみんながまたひとつになる温度感。とにかくBLUEはアイコンタクトが多かった。そして台詞以外のところでもなにか話していることが多い。ミュージカルで、台詞も決まっている中で、そういう些細なところで4人の関係性を補完できたなあ、と思います。カーテンコールもいつも大爆笑だった。一発芸*2を矢崎さんが披露したり、伊礼さんとspiさんがお詫びタオル*3でひたすらふざけていたり。あっきーさんもoh what a nightでシャカリキに踊ってついていけてない矢崎さんを困らせたり…笑

大阪であった伊礼彼方の部屋もものすごく内容の濃い1時間半で、とにかく毎回楽しいことばかりでした。

 

千穐楽にはCD発売も決まり、本当ーーーーーっに嬉しかったです。なんかもう客席でひたすら叫んだ気がする…。なんらかの形に残って欲しいと初演から散々リクエストしていてようやく叶いました…。関係各社の皆様に心より御礼申し上げます。特に東宝の方々の苦労は計り知れません。そしてそして寛大な心を見せてくれてありがとうボブ・ゴーディオ様。いつか海宝さん、矢崎さんのボブをご本人が見てくれたらいいなあと思っています。

 

本当に矢崎さんがボブをやってくれて良かった。きっとボブは矢崎さんにとっても私たちファンにとってもずっと思い出に残る役なのではと思っています。この作品に出会えたこと、この作品の観客になれたこと、心から感謝しています。ジャージー・ボーイズという作品は私にとってWho loves you の歌詞そのものでした。

 

 

 

*1:どうでもいいですが、今の私自身ともめちゃくちゃリンクしてます

*2:彼はとにかく一発屋芸人のモノマネをひたすらしていた

*3:9/30公演が台風で中止になり振替公演のチケ代の差額で配布されたタオル

ツキステ。第6幕「紅縁」

これは軽率にツキステ。にすってんころりんしたオタクの記録です。

 

ミュージカル薄桜鬼で大好きな土方さんを演じてから、松田の岳くんの舞台には大体足を運んでいるんですけど、彼が薄ミュから去って選んだのは…アイドルでした。(美容師*1もやってたけど)

 

7月、今年の年末もBSPかなーっとぽやぽやしてた私とお友達に起きた青天の霹靂。オタクがアラサーにして初めて挑むアイドル舞台。もうジャニーズのコンサートでも立ちっぱなしがしんどい。ステフェスも腰が痛かった老いの実感が始まっているこの時に初めてのアイドルもの。

しかも第6幕。1ミリも分からないのにいきなり第6幕。

 

🍁黒の章(Six gravityメイン)

🍁赤の章(Procellarumメイン)

※黒の章・赤の章ともに登場キャストは共通(12名全員)です。
本編物語の大きな流れは共通ですが、 各ユニットごとのやり取りがそれぞれ追加されます。
※ダンスライブは全日程グラビ・プロセラの合同ライブとなります。

(公式HP)

 

 

…????

初日に行ったお友達から「うちわ!うちわがないと浮く!」と言われたので、うちわ作りながら(妹が)とりあえずアニメ第6話まで視聴しました。

筋金入りのオタクなのでこの時点で登場人物の名前とグラビとプロセラの構成は覚えられました。オタクってすごい。

 

ツキノウタ。

ツキノウタ。

 

 

ちなみに初日初見で見たお友達の初心者向け(薄桜鬼履修前提)のツキステ相関図面白すぎるので転載します。

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ツキステ相関図

 

薄桜鬼知ってると位置関係が非常にわかりやすくてめちゃくちゃ役立ちました。

葵ちゃんありがとう。

各所から怒られたら消す。

 

ツキアニがとても和やかにアイドルがキャッキャしている様子を描いたものだったので、そんな感じなのかなと思って観劇したmy初日。

第1幕、わたしが見たものは天狗同士の抗争と世代交代でした。

アイドルしてない!天狗が主役!?そして内容が想像してたよりハード…。

この時点で2時間!びっくりした!2時間!!

 

休憩終わって会場内に戻ったら

うちわ!ペンラ!ペンラ!リングライト!ペンラ!リングライト!ペンラ!ペンラ!

もはやペンラ1本の人なんていないのではレベルにお客さんが光り輝いている…。みんなどうやって色変えてるの…?拍手してるの…?手は2本しかないのに…。あ、それとは別にお客さん良い人めっちゃ多かったです。民度高かった。

そしていよいよライブパートスタート

なにこれ…楽しい…楽しすぎる…ダンスうまい…キラキラしてる…

歌わないので皆ひたすらめちゃくちゃ難しいダンスをキレッキレで踊るもんだから、そうだこれ、2.5次元ダンスライブ 「ツキウタ。」ステージなんだと思い出しました。

そしてこれまで見たことない松田岳…いや春さん!!!がいて笑う膝。

いつも色っぽいなあと思っていたダンスをこれでもか!これでもか!と色気100倍増しにして殴りつけてきた感じ。ジャンプも高いし腰がめちゃくちゃエロいし目線も指先まで全部神経が届いていて美しい…。 個人的にメガネ属性がなかったのですが、それすら色っぽい…メガネで優しくて微笑んでるのにたまに真顔になる色気…どこでそんな技身につけたんだろこの人…。

直視できない…立てない…何回か倒れそうになりながら、結局ちゃんとペンラが振れることなくあっという間に1時間のライブが終わりました。

グラビメインの黒の章とプロセラメインの赤の章。どっちも楽しすぎて1回の予定が黒→赤→黒→赤→黒→黒→赤と通ってました…赤もう一回行きたかった…ビーマス*2

 

ファンサービスもすごくて、みんな誰のファンでも大体目が合えばなにかしてくれるという好待遇っぷり。始さん不器用でエロい隼様ガクト海の妹になりたい新のシャカリキファンサ愛しい葵くんジェントル夜おかん陽お前に泣く駆と恋がいないと始まらない郁くんスパダリすぎ推せる!涙くん女として完敗!3回入る頃には全員愛しくなって箱推しです。でも春さんが一番です。

頑張りがいありすぎるのでペンラ複数持ちしたいんですが、いかんせん私も推し*3と同じくらいマルチタスクが苦手…。2本で手がつる…。

4本の持ち方*4を他の人を見つつ勉強したので、今年の目標にします。

最後に見た黒のGravity!を聴きながら、この幸せが終わるのが悲しくて泣いていました。

こんな楽しい演目に連れてきてくれてありがとう岳ちゃん。役を受け継ぐことの多い岳ちゃんは、今回も色々と悩んだことと思いますが、私が見た彼史上最も輝いていたように思って、ここにきて松田岳にもドーンと落ちてしまいました。

これからもまだ楽しいことたくさんなツキステ。なんで海はマグロとキノコのネタなのか、新の失恋レッドってなんなのか、コーレスの終わり方なんなのか、分からないことが山積みですが、少しずつ覚えていきますー。

12月もこれからも楽しいことがたくさん。

神様、どうかこの哀れな初心者に第7幕のチケットをください(切実)

 

 

*1:クレスト・シザーズ

*2:年齢制限かけなきゃいけないレベルでやばかったもう一回観たかった…

*3:矢崎の広氏

*4:全部の指に1本ずつ挟むんじゃなく、親指人差し指で2本、人差し指中指で1本、薬指小指で1本持つ

あなたも知らない舞台裏

栗原沙織は決して惨めでも可哀想でもなんかない。

 

りさ子に続き今年も松澤くれはさんの描く醜い演劇を観にいきましたので感想を。ネタバレありです。

 

売れない若手演出家・呉原(くれはら)くんに転機がおとずれる。
2.5次元舞台『けまりストライカーズ!』のプロデューサーに大抜擢!

しかし彼を待っていたのは「演劇界の闇」だった……。
虚言!妄言!騙し合い! 枕営業に資金の横領!
上司の悪徳プロデューサーに振り回されてトラブルばかり。
やがて彼は自分が利用されるだけの駒だと気づいてしまう。

「この世は腐ったモン勝ちだ。キレイな奴から捨てられる」
蔓延る芸能ゴロたちがささやく。悪に染まれと誘惑する。
いくらでも代わりのきくこの業界で、彼は自分の価値に思い悩む。

裏切られても、人を信じることで道は開けるか?
演劇は夢いっぱいのエンターテイメント。その舞台裏だけを、あなたに。

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昨年の「りさ子のガチ恋♡俳優沼」は観客側の人間模様をこれでもかとリアルに描いた問題作で、正直なところ私の昨年の観劇ランキングでもベスト5に入る舞台でした。

 

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ちょうど推しが結婚してすぐだったこともあり、改めて俳優と観客の距離を見つめ直すきっかけになりました。

DVDを購入したのでまた見返そうと思います。

 

今回は、よく言われる芸能界の闇に焦点を当てた作品。

昨年に比べるとどこがリアルでどこが誇張してるのかはよくわからなかった。全部本当なのかもしれないし、全部嘘なのかもしれない。だって知らないから。

でもどこかで聞いたことのある、芸能界でまことしやかに噂される様々な黒い噂。

実際、出てくる女優はみずみづ以外*1プロデューサーに身体を売っていたりする。平成最後の夏になっても、女性は身体を売らなきゃ商品価値を高められないんだよ。絶望だわ。「me tooに書くなよ!」とか言ってるけど、選ぶ人間違えたら明日にでも書かれるでしょあんなん。ジャニーズですら暴かれる時代だよ…?

きっと栗原さんはエキストラしか貰えないと知っていたら抱かれなかっただろうから、やっぱり最初にどういう役をもらえるのか、枕するにしても契約書はきちんと交わすべきなんだなあと思いました。

平井Pはとにかく生理的に無理だったんですが、この役を引き受けた林さんは役者として本当に凄い。

栗原さんのホテルの場面はしんどかったですけど、結局人は自分の人生を全部自分で選んでいる。くれはさんはこの舞台でそれを言いたいのかなあ、となんとなく思っています。

 

だって成功している同期の杉本が裏切られて借金背負わされそうな呉原*2に「全部、お前が選んだことだよ」って言ってますし。あと「人のことを知ろうとすれば解決する」とも。めちゃくちゃその通りだと思いました。杉本は賢くてごもっともで好きだったなあ。腐りかけで斜に構えてるけど、呉原のことちゃんと考えてアドバイスしてる。最後の呉原の末路も、杉本はふつうに話しているけど本当は傷ついているんじゃないかとか思い込みの激しい私は思ったりしました。

 

舞台は後半、主に栗原さんに焦点が当たっています。

彼女は10年後、コールセンターのバイトとかけもちで小劇場の舞台に立ちながら、バラエティのおもちゃにされていた。台詞のないエキストラとしてドラマに出ている。でも、きっと身体は売っていないんだろう。その上で自分の捨てられるプライドは捨てて貰えるチャンスは全部貰っている。

なんてかっこいいんだろうと思った。

彼女を惨めと言った元アイドルの横島さんはきっと10年経ったこの世界には女優としていないと思う。だって彼女には捨てられないプライドが沢山あるから。

栗原さんは、続けている。どんなに嫌なことがあっても、やりたいことを選んでやっている。例えばそれで日の目を見ることがなかったとしても、私はかっこいいと思う。素敵な人生だと思う。

周りなんて関係ない。結局自分の人生の責任は自分しか取れないし、全て自分が選んだことなんだもん。

私も栗原沙織のようにやりたいことを選べるようになりたい。そのためにいらないプライドは捨てられる人になりたい。

この世のどこかにいる栗原さんがもっと胸を張って、誇りを持って生きてくれることを願うばかりです。

 

しかし結局絶対人気出そうなけまりストライカーズが二作目すら作られなかったのは疑問。あと、呉原さんの10年後も一体あの柏木くん演じる太陽みたいな呉原さんに何が起こったのかちょっと唐突な展開すぎて気になりました。ここがなければ有川浩の「シアター!」みたいになったのに、ならないところが松澤くれはさん。

呉原さんの中盤の台詞、綺麗事ですが私は信じていたい。観客はバカじゃないし、時代は変わる。私たちが変えられる時代になる。上の世代に勝つには、綺麗事を本当にするには、腐るんじゃなくて賢くならなくちゃいけない。契約書はちゃんと読んで、約束も必ず書面で交わす。どんな世界でもあることだし、どんな世界にも悪い人はいる。腐りたくないならわたしも賢くならねばと思う。

 

そして自分の推しには芸能界で楽しく舞台に立っていていただきたいです。出来るだけ。

 

 

 

 

*1:みずみづは平井さんから家賃と生活費をもらえるレベルなら銀座でもっと稼げるから転職するのを強くお勧めする

*2:呉原さんってくれはさんと掛けてますよね。

モニタリンGood! ~それが大事~

なんだかんだと毎日観に行っていました。

芸人さんの瞬発力を遺憾なく発揮していた舞台でした。

◆あらすじ

場面は、とある普通のカラオケ屋。
2つの部屋に設置されたカメラの映像をモニタリングするTV番組のディレクターである久馬と石田。
2つの部屋では、解散寸前の漫才コンビ、不倫カップル、女子会の面々などなど様々な客が来店し様々な人間模様を描きます。その模様を二人は眺め、語り、時に店員として部屋に突入します。
その客たちの絡み合った関係性が明らかになり、 さらにあの歌手が本人役で登場し、この物語の意味が紐解かれ、やがて物語は大団円へと向かいます。さて、番組は無事収録できるのか・・

 

monitoringood.yoshimoto.co.jp

 

あるカラオケ屋さんでモニタリング収録をしているTVディレクター*1を石田さん。そのカラオケ屋さんの店主を久馬さん。この2人がほんとに凄くて…!!!毎回毎回掛け合いが全く違って毎回毎回笑い取ってました…。

芸人さんってすごい…。

カラオケしてるお客さんへのいじりも毎回変えるし、その時隣で聞いてる方の反応も毎回変わる。何度見ても楽しく観れる舞台でした。

 

カラオケにいるのは女子会、解散しかけの漫才コンビ、メンテナンスの人、面接の人、不倫?カップル、立川さんご本人。

この人たちが実は色々な関係を持っていて。どんだけ狭い街のカラオケ屋なんだって話ですけど笑

みんなリアルな演技で「あるある〜!」と思っていました。

 

その中で矢崎さんは解散を切り出す漫才コンビの相方、空くん。優しくて才能があって顔も良くてめちゃくちゃ良い人。なんだその設定って感じですが、矢崎さんがやると嫌味がないというか、嘘っぽくない。

これは本当に矢崎広の強みだなあと思ってます。もっとどろどろ悪い役でも結局好きなのでファンの欲目もあるかもですが。

現相方の太陽くんはさらば青春の光の森田さん。推しのプロとの漫才が観れるなんて思ってなくて最初は変な緊張が走りました笑

そんなの杞憂でめちゃくちゃ笑ったんですが!

ネタは石田さん作なのかなあ。すごく私好みでした。

漫才以外の掛け合いも面白くて、ひたすら愛しかったです。空くんは太陽くんにだけちょっと冷たいんですけど、そういうところも好きでした。

解散の場面や元相方の植ちゃん演じる忍くんとの場面はさすがの一言。泣く場面ではないのについ泣いてました。

笑いの場面もシリアスな場面も、矢崎さんは「なんて表情するんだろう…」って思わされるなあ。

そういえば青山空って名前が可愛すぎて、公演中やたらと連呼してました笑

石田さんや久馬さん、森田さんに推しをいじってもらえるのは嬉しかったです。もっと言ってほしいくらい*2

 

そしてこの作品で1番爪痕を残した植ちゃん。久しぶりの植田くんがこんなに出来る子とは思わず、びっくりでした。

甘い顔で可愛い割にしっかりしているのは知ってたんですが、ここまでする??ってほど全力で身体張っていて、私が観てなかったここ数年で一体なにが起きたのか不思議…。

加藤啓さんとのおっさんずラブ、毎回口がぶつかるくらい文字通り全力でぶつかっていて、なにを観ているのかよくわからなかった…。毎回顎が外れるかと思うくらい笑いましたありがとうございました。

 

昨年の魔王コントをきっかけに、石田さんのお芝居好きだなあと思っているので、*3次回は是非矢崎さんとがっつり絡む場面のある作品も観たいなあとわがままなことを思っています。

 

 

*1:AD1人以外の全てのスタッフからストライキ

*2:早乙女太一様レベルでいじってくれるとめちゃくちゃ輝きます。私調べです。

*3:熱海殺人事件最高でした!

ラヴ・レターズ(矢崎広 & 妃海風)

ブログへのモチベが下がってきたので、気分転換にはてなブログへお引越ししました。また少しずつ更新します。

 

観劇:2018/6/13 18:30  矢崎広&妃海風ペア

《あらすじ》

アンドリュー・メイクピース・ラッド三世と、メリッサ・ガードナーは裕福な家庭に生まれ育った典型的WASP (ホワイト アングロ サクソン プロテスタント‥‥‥‥アメリカのエリート人種)である。幼馴染みの二人は対照的な性格だ。 自由奔放で、束縛を嫌う芸術家肌のメリッサ。穏やかで、内省的、口よりも文章で自分を表現するのが得意なアンディー。 アンディーは自分の感じること、彼女についての自分の意見などを折にふれてメリッサに伝える。メリッサは手紙よりも電話の方が楽で好きだ。 しかし、電話で思ったようにコミュニケーションできないアンディーの手紙にはつきあわざるを得ない。

 

思春期を迎え、それぞれ別の寄宿学校に送られて過ごす二人。会えるのは休みで親元に戻った時だけである。 伝統的な暖かい家庭に守られているアンディー。一方、メリッサはアンディーより裕福だが、離婚と結婚を繰り返す母親のもとで孤独な思いを噛み締めている。 恋に目覚める季節、お互いを異性として充分意識する二人だが、どういう訳かぎごちなく気持ちは行き違い、しびれをきらしたメリッサは他の男の子とつきあってみたりする。そして、遂に決定的に結ばれるチャンスが巡ってきた夜、二人は友達以上にはなれない自分達を発見する。

 

大学を出た二人はいよいよ全く別の道を歩き始める…。

 

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あまりにも有名な朗読劇でいつかは観なければと思っていた作品。

ありがたいことに矢崎広さんがアンディを演るということで初めてのラヴ・レターズを推しで観ることができました。

 

舞台は椅子と机にお水が置かれているだけ。2人はずっと椅子に座ったまま、幼い頃から晩年まで送りあった手紙を読み合う形式。

 

アンディもメリッサもザ・欧米人で、私が共感できるところはあまりないかなといった感じでした。

アンディは手紙が大好きで大好きでデリカシーをどこかに置いてきたオタクぽい少年。メリッサはメンヘラ気のある気分屋で遊び好きの女の子。

2人は手紙を通してお互いを知り、そして実際に会って違和感を拭えないまま長く時を過ごします。

 

あまり共感できなかった2人ですが、アンディとうまくデートできなかった後日「手紙を通して見せているあなたは本当のあなたではない」とメリッサが言い放つ場面があり、これは割と経験あるなあと。

私もネット上の私と実際の私に乖離があり、それは小さな違和感を会った人に与えているのではないかと思ったりします。見えている部分が違うだけだったりするんだけど。

 

矢崎さんの演じるアンディはといえば、メリッサにそんなことを言われても手紙が好きで、手紙を書くという行為が好きで、書く相手はメリッサが1番!、と友情なのか恋情なのかどちらともとれないもはや執着のようなものを感じました。アンディにとってメリッサは手紙を書くことの延長線上にいるんだと思います。だから会うとすれ違う。お互いが見えない誰かを探すことになってしまう。

 

なのでこの2人は手紙のやり取りのみでなければうまくいったのでは、というすれ違いを作品中多々起こします。

手紙ってお互いが自分の気持ちと相手の気持ちを図るタイミングに時差がありすぎるんでしょう。結局2人の気持ちが同じ時間に重なったのは、だいぶ大人になってからで。

でもアンディにとって、どんなにスムーズでも手紙のない成功は意味をなさない。それくらい手紙を書くことへの熱を感じました。

 

結局二幕でアンディとメリッサは不倫関係にもつれ込むのですが、堕落したメリッサの魅力に抗えず会いに行くエリート議員のアンディは、正直色気の塊でした。倫理観と欲に揺れ動いて結局欲に負けてしまう時の色気といったら。二幕からスーツなのもあいまって最高でした。

矢崎さん本人がご結婚されて、よりこの辺りのリアリティや色気に拍車がかかったような気がします。

新たな幅を見せてもらった気がしました。

 

前半心の隙間を色んな人で埋めていたメリッサが、アンディへの気持ちを自覚してからの後半どんどん不幸になっていくのは見ていてしんどかったです。妃海さんのメリッサは媚びずに美しく、哀しかった。アンディ以外にもその弱さに気づいてあげられる人がいたら良かったのに。

 

この物語はメリッサの死で幕を下ろします。メリッサの葬儀に宛てた手紙がきっとアンディにとって最後の手紙なのでしょう。だんだんと落ちて行く照明のなか、メリッサへの手紙を読む場面は同時に手紙の中にいるもう1人のアンディの死も感じさせました。遠くを見つめる妃海さんのメリッサと一緒に静かに消えたようでした。

 

笑いも涙も苛立ちも伝わる繊細な朗読劇でした。ファンとしてはまたあと10年ほどしてから見てみたいような気がします。

最近手紙にまつわる朗読劇が多い矢崎さん。またお手紙を書こうと思います。

 

 

 

「ジャージー・ボーイズ 」イン・コンサート

2016年に読売演劇大賞も受賞し、わたしも2016年に観た作品の中で最も思い出深い舞台、ジャージー・ボーイズ 。9月からの再演に先立ち、世界初のコンサートが行われたので行ってきました。

セトリを思い出すのが大変で、どうしようかなあ…と思っていたら矢崎さんFC会報に全て載っておりありがたや!以下、楽しくて楽しくて仕方なかったコンサートの感想および備忘録です!

 

 

 

《出演》中川晃教藤岡正明中河内雅貴/伊礼彼方/海宝直人/矢崎広福井晶一/Spi
《コーラス》小此木まり/遠藤瑠美子/白石拓也/山野靖博 ほか 
音楽監督》ピアノ:島健 
 

 

《春》

Ces soirées-là [All cast]

8人で登場して、全員で歌うCes soirées-là!

本編ではボーイズたちは歌わないので貴重な1曲目でした。

めちゃくちゃかっこよくて早速倒れそうだった…。「YEAH」とか「a-ha?」などの合いの手(?)もかっこいい…spiさん本場…矢崎さんベンヴォーリオ*1感…!

そして、初めて聞く推しのフランス語!ナザールしてる…!!貴重すぎました。これだけで元取れる。

 

Silhouettes [Tommys]

ガラ悪い兄ちゃん3人組。

悪友感が凄かったです。

途中から「ああ〜〜!藤岡さんのトミー好きだ〜〜」ってなる台詞があるんです他の人も好きなんですけどごめん。だってフランキーのこと大好きなんだもん。すでにここから泣ける。

 

You're the Apple of My Eye [Tommys]

「ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン」で光夫さんが聞こえないので切なさ100億点

 

I Can't Give You Anything But Love [Tommys & 中川]

フランキー中川さん相変わらずうますぎた。そしてこの辺からバックのスクリーンに神がかっている初演映像が流れ始めてました。舞台じゃなくてドラマとして別撮りしてるのかと思った。WOWOWさんの底力すごい。

 

Earth Angel [Tommys]

トミーの曲で1番好きなこの曲。やはり甘い。好き。3人ともハーモニーの相性がとても良い。

 

Sunday Kind of love [中川&藤岡]

ボブ推しなのにどの口がと思われるかもしれませんが、ジャージーボーイズ の曲の中でこの曲が1番好きなんです。教会忍び込みソングなのに毎回心が洗われるような気持ちに。それを…それをこの歌唱力化け物コンビが…!このコンビはハーモニー最高すぎて耳が幸せ。ハグしようとするあっきーに「やめろよ!」って反抗した後笑顔でハグし返す藤岡さんに目も幸せ(*´-`)(この場面じゃなかったらごめんなさい)

 

My Mother's Eyes [中川]

ここもめちゃくちゃドラマ感。映画に合わせて公演するコンサートかと思った。

 

I Go Ape [伊礼]

モンキーダンスを一人で踊りまくって歌いきった伊礼さん。めっっっちゃノリノリの会場、真っ青なペンライトが印象的でした。それをちゃんと拾う伊礼さんってやっぱり心配りが細やかだなあ…。

 

《夏》

Short Shorts [矢崎・中川・藤岡・中河内・伊礼]

これはほんと矢崎広の顔芸と魅惑のお尻しか見てなくて他のキャストさんを見れませんでした。罪深し。だってポーズ毎に表情も動きもコロコロ変わるし、なによりボブでやるんだもん〜〜〜!ずるい…。海宝さん事務所NGなのかなとか冗談で言ってたんですが、*2終わった後颯爽と奥から登場するのがめちゃくちゃ面白かったです。海宝ボブはそうじゃなきゃ。

 I'm in the Mood for Love / Moody's Mood for Love [中川]

初演時ここの矢崎ボブの表情がめちゃくちゃめちゃくちゃ好きだったんですが、コンサートでは封印。再演ではどうなるのか気になるところです。

 

Cry for me [Bobs]

こんなことが起こると思っていました…?大好きなボブが2人でフランキーとボブを交互に歌うなんて…。

ああ、同じステージに決して立たないと思っていた2人がいる…お互いを温かく微笑んで見つめあっている…その奇跡をありがたく拝んでいました。海宝ボブはうますぎて笑うし、矢崎ボブには成長に涙です。

 

An Angel Cried [矢崎]

今雨を矢崎さんが歌うなんて知らない聞いてない。

最後の最高音毎回ドキドキしながら見守ってました。拍手してる海宝ぱいせん素敵。観客もここは思わず拍手でした。

 

I Still Care [海宝]

きれかわいい声で歌う海宝先輩っていう貴重な歌なのに、矢崎さんのフランキーパートにドキドキしててぜんっぜん集中して聞けなかった…hi Fis?かな…お疲れさまです…。

 

Trance [矢崎]

打って変わって低めボイス。喉仏をいじいじして調整する矢崎さん(笑)

これくらいのキーだとイケボがすごい…。

 

Sherry [Blue]

「さあ、皆さま準備はいいですか?」的な矢崎ボブの煽りがワクワク度を高めてくれる。2年前の振り付けが余裕で出来る自分にびっくりです。Blueはどんなチームになるんだろうなあ。

ボイスレコーダーを持っていなくてメモするくだりを2人のボブでやるんですが、このボブsは片割れ感が強くて好きです。映像中も2人並んで客席に背を向けて映像を指差しながら話していてとてもかなり微笑ましかった。あと、この2人タイミングばっちりなんです。ジャンプも着地も捌けるタイミングも。ビジネスライクなのに決めるとこは決めるところがなんともボブ感。

 

Big Girls Don't Cry [White]

ホワイトは相変わらずハーモニーが素晴らしい。この振りもPV撮影から仕込まれてるので踊れる…というか座ってるので踊れなくてもどかしいレベルでした。

 

Walk Like a Man [矢崎 海宝 中川 藤岡 中河内 spi 福井]

当方の藤岡トミー高音レーダーにより、藤岡さんが入ると意味わからないくらい感動するこの曲。再演は藤岡さんでこの曲を聞くことはないということを思い出しつらくて泣きました。

 

December 1963 (Oh, What A Night) [矢崎]

この曲が矢崎さんだけしか出てこなかったときの矢崎広クラスタの気持ちが分かるでしょうか…!

ありがたい!ありがたいけど恐れ多い!あと、ぱいせんのこなれたDT卒業も見たい!

しかし、矢崎さんも2年を経て世帯主になった余裕からか、ピアノにもたれてめちゃくちゃ大人の色気醸し出してました。大人の「甘い約束」でした。昇天。

 

My Boyfriend's Back [chorus]

女性コーラスの皆さん。今回バッグコーラスのため、黒と白に統一されてたんですがめっっっちゃかっこいい!あの当時的にはドッドのカラフルワンピなんだと思いますが、個人的には黒白でキメてバリバリ踊る女性たちがめちゃくちゃかっこよくてこちらの方が好きでした。

 

My Eyes Adored You [海宝]

ああ貴重。ああうまい。いい声すぎる永遠に聴いていたい。

 

Dawn (Go Away) [All cast]

この場面の台詞がこの作品の本質だと思っています。そしてそれをストーリーテラーとして語る矢崎ボブは最強で最高。涙目で訴える彼等彼女等にきっと私たちは含まれているのではないかな、そう観客役に思わせてくれてありがとう。

あともうDAWNも藤岡トミー高音レーダー発動する。彼女の幸せのために決別する歌なんですが、ホール中に響き渡った反射で後ろまで伝わった音が全力で背中をバンバン叩くような、そんな強引すぎる別れの歌なんです。無理矢理に前を向かせようとするような。いつも不可抗力で泣く。この曲を聴くとドッグファイトのエディを思い出すのはきっと私だけではないはず。DAWN 夜明け。

 

Walk Like a Man (リプライズ)

再度背中バンバン。盛り上がらざるおえなくなってからの休憩です。

 

《秋》

Big Man in Town [中川 藤岡 海宝 福井]

私にも分かる歌唱力選抜。

安定感ずば抜けていて、この4人だと即席でもこんなにまとまるのかと驚愕でした。

 

Beggin' [spi]

元々好きな曲だったんだけども、あまりの楽しさに我を忘れて青のペンライトを振り回しました。かっこいい…!歌上手い…!盛り上げも上手い…!真剣乱舞祭でも歌って…(無理)

最後のキメで客席に背を向け、カメラが真っ青な客席を背負ったspiさんを映した瞬間あまりのかっこよさに倒れそうでした。

spiさんのBeggin' の再演を、どうか!

 

Stay [中川 海宝 福井]

Stayと歌っているのに離れることを決意するニックが切なくて好きなんですが、そこは割愛でした。再演で楽しみます。

 

Let's Hang On! (To What We've Got ) [福井]

Stay省略はこのためだったー!あー上手い。めっちゃバルジャン。ニックはほんとこんなに上手いのにあまりソロがなくて贅沢な使い方すぎます。

 

《冬》

Opus 17 (Don't You Worry 'bout Me) [中川 矢崎]

まさかの歌わない矢崎氏。ここから中川あっきーの本領発揮です。

 

バイ・バイ・ベイビー Bye, Bye, Baby (Baby Goodbye) [中川]

初演の傘の演出を思い出してました。

フォーシーズンズは明るいのに切ない曲が多い。

 

C'mon Marianne [中川]

この曲、結構かなり好きなんです。プロデューサーが推すのもわかる。

 

Can't Take My Eyes Off You [中川]

最大の有名ソングきたーーーー。ってなりますね。

アンコールでこの曲英語で歌ってーってあっきーに言われたのに1ミリも歌えなかったので、再演までには歌詞を覚えようと思います。万が一歌ってーって言われた時用に。アンコールの話ばかりで恐縮ですが、やっぱりこの曲でjumpingするのめちゃくちゃ楽しいです。

 

Working My Way Back to You [中川]

あっきー無双。そういえばコーラスの男性陣もダンスキレッキレなんですよね。女性陣は言わずもがな。これもペンラ振るの楽しかった。

 

Fallen Angel [中川]

フランシーヌの悲しいくだり。

これから気持ちを切り替える時間なく時間が進むのでいつも心の中はバタバタしてます。

 

Rag Doll [中川 中河内 伊礼 海宝 矢崎 福井 spi]

問答無用で感動する曲。誰かを応援した経験のある人でこの場面が刺さらない人っているんでしょうか。

老いたみんなが思いを告げる場面は容姿に変化はないのに年月の経過が分かって俳優さすがすぎました。

 

Who Loves You [All cast]

1番楽しかったのは街灯の下で初めて声を合わせた瞬間だというフランキーからどこからともなく始まるこの曲が、タイムマシンのようで好きです。

「誰より愛をくれる人は誰?」という歌詞が名訳すぎる。

 

《アンコール》

Jersey boys

島健さんのピアノによるjerseyboysメドレー。メドレーというかすごすぎてもうこれはoverture。アンコールだけど笑

 

Can't Take My Eyes Off You

オールスタンディングで大盛り上がり。藤岡トミーと掛け合いがあるなんとも贅沢バージョン。

 

千秋楽、REDのニックである吉原光夫さんが来てくれていて終わった後キャストとお客さんの「光夫」コールで光夫さんが舞台に上がってくれました。凄まじい声援と凄まじい熱気、そして「俺たちが伝説のREDだーーーー!」と自画自賛する藤岡さんに白のファンも青のファンも赤のペンライトで見送るというなんともREDらしい台風のような終幕でした。

 

2年ぶりに観て、やはりジャージー・ボーイズは大好きで大切な作品だなあと改めて。

心ゆくまでコンサートを楽しんだので、次は再演。なんだかんだ折り返しまできたので、あと2ヶ月楽しみに待っています。

 

《過去記事》

 

k1mg.hatenablog.com

k1mg.hatenablog.com

 

 

*1:ミュージカル ロミオ&ジュリエット

*2:本当は時間足りなかったんですかね?